OR州の尊厳死法は「陰謀と操作」と、医師団体から批判

去年1年間のOregon州における医師による自殺幇助の統計については
OR州の「尊厳死」:97%にC&Cが関与、たった20人の医師がせっせと処方のエントリーで紹介しましたが、

そうした状況に対して、
自殺幇助に批判的な医師の団体Compassionate Careから
Oregonの現状は陰謀と操作だと批判が出ています。

批判の要点は、

・州の保健局がきちんと調査していない。

・スクリーニングが行われず、ウツ病患者が保護されていない。

・コントロールできない痛みに苦しんでいたのは同法で自殺した人の1割に過ぎない。

・09年に主治医によって致死薬の処方を受けたのは、たった3人。
 処方を受けるまでに担当医だった期間の中間値は9カ月。
これでは、医師が妥当な情報に基づいて判断したとは言い難い。

・97%のケースに関与しているC&Cが、一部の医師と推進する自殺幇助によって
医師と患者の信頼関係が損なわれ、医師の社会的役割を治療から殺人へと変えてしまう。

Compassionate Care doctors upset over suicide summary
The Catholic Sentinel, March 25, 2010


これは、つまり、
州当局も承知の上で……ということなんでしょうか、やっぱり?