2010年3月17日の補遺

近くどこぞで国際会議を開くGAVIが、「ドナー」にその会議に来いよと呼びかけている、というニュースを読んで、「途上国にワクチンを……と活動するゲイツ財団、WHO、UNICEF世界銀行やシアトルこども病院の面々が、なんで臓器を欲しがるんだろう、もしやしてワクチンの開発研究に?」と、ほんの一瞬だけだけど、考えてしまった。当たり前ながら、ここでは本来の意味の「お金をあげるドナー」。元々はそういう意味の言葉だったんでしたよね。いつのまにか「臓器を提供する」という行為がこんなに日常的なこととして定着していることに驚くと同時に、寄付してもらう立場の方が自分たちの会議にドナーを呼びつけるのかぁ……ということにも驚いた。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/182364.php

インポテンツは心臓病リスクを警告してくれているんだそうな。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/8564181.stm

30までに禿げ始める人は将来、前立腺がんになる確率が低いらしい。:「AとBの間には相関があるのでは」と仮説を立てた人がいるから、AだったらBになる確率が云々という調査研究がある。それを考えると、上のインポテンツも含めてこういう研究って、面白いなぁ、と思う。男性科学者の間で、どういう研究がおこなわれているかを調べることで、心理学の研究になりそうな気がする。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/8569826.stm

グルコサミン、コンドロイチンって、研究でのエビデンスはたいして良くないらしい。でも、売れている。患者さんたちが「効く」と信じている限り、売れる、ということらしい。:重症障害児・者の親には気になるサプリではあるけど、一番気に食わないのは、こういう話はたいてい、一定の期間、売れまくった後で出てくるということ。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/03/15/AR2010031502115.html