「これからはワクチンが儲かりまっせぇ」の影には、やっぱりゲイツ財団が……
400もの個人、団体、国が参加した。
GAVIが途上国のワクチン開発・製造に競争原理のビジネスモデルを持ち込んだおかげで
途上国でワクチン接種を受ける子どもが増えるにつれて
製造する企業が増え、ワクチンの価格が低下している、
途上国でワクチン接種を受ける子どもが増えるにつれて
製造する企業が増え、ワクチンの価格が低下している、
GAVIのCEO、Julian Lob-Levyt氏は
「もっと早く価格が下がると思っていたし、もっと下げなければならないが、
しかし、我々のマーケット形成の努力が身を結んでいることは明らかである」と。
「もっと早く価格が下がると思っていたし、もっと下げなければならないが、
しかし、我々のマーケット形成の努力が身を結んでいることは明らかである」と。
なるほど、our market-shaping efforts……ね。
それにしても、やっぱり恐るべし。ゲイツ財団──。
マーケットを形成してワクチンの価格を下げよう……と、かの財団が望むとなれば、
その望みにくっついている財団のゼニの匂いを敏感に嗅ぎ取って、
かの財団の望み通りの動きが、さささぁぁぁっと漣のように世界中に広がっていく……。
その望みにくっついている財団のゼニの匂いを敏感に嗅ぎ取って、
かの財団の望み通りの動きが、さささぁぁぁっと漣のように世界中に広がっていく……。
この、たぶん日本では誰も読まないような地味なニュース、
私には、ものすごく怖い未来の予言のように聞こえる。
私には、ものすごく怖い未来の予言のように聞こえる。
もちろん、この人自身は全くの善意なのかもしれないけれど、
非常に偏った価値観を持った誰かの単純素朴な善意というヤツは
もしも、その人が猪突猛進できる立場・状況にいる場合には、
その人が単純で素朴で善意に満ちていればいるほど、傍迷惑な暴走を起こすもの。
非常に偏った価値観を持った誰かの単純素朴な善意というヤツは
もしも、その人が猪突猛進できる立場・状況にいる場合には、
その人が単純で素朴で善意に満ちていればいるほど、傍迷惑な暴走を起こすもの。
――――――
ちなみに、GAVIについては以下のエントリーで取り上げた記事に
非常に興味深い言及がありますが、
非常に興味深い言及がありますが、
ゲイツ財団の慈善ネオリベ医療グローバリズム賛歌(2009/6/20)
GAVIの資金パイの分配を巡って
支援対象の途上国と相争わなければならない。
支援対象の途上国と相争わなければならない。
つまり、仕切り役はもはや国連機関ではなく、
1組の夫婦の発言力で動く1民間財団となってしまっているのですね。
1組の夫婦の発言力で動く1民間財団となってしまっているのですね。
ゲイツ氏、今度は世界の外交施策にも口を出すつもり?(2008/8/27)