シャイボさんの「生きる権利」求め戦った父親、死去
Terry Schiavoさんが脳に損傷を受けて15年間寝たきりとなり、
両親の抵抗にも関わらず「本人はこんな状態で生きることを望まないはず」との夫の申し立てを裁判所が認め
栄養と水分の供給を停止されて2005年3月31日に亡くなったシャイボ事件。
両親の抵抗にも関わらず「本人はこんな状態で生きることを望まないはず」との夫の申し立てを裁判所が認め
栄養と水分の供給を停止されて2005年3月31日に亡くなったシャイボ事件。
米国での生命倫理をめぐる重大事件のひとつですが、
このニュースで改めて気づき、ちょっと衝撃を受けたのは、
そういえばAshleyへの手術(2004年7月)は
Schiavo事件の真っ只中で行われていたんだなぁ……ということ。
Schiavo事件の真っ只中で行われていたんだなぁ……ということ。
Schiavoさんが裁判所の決定によって餓死させられてから
まだ5年と経っていないんだなぁ……ということ。
まだ5年と経っていないんだなぁ……ということ。
5年前には、「重症障害者から栄養と水分を引き上げる」ということに
大きな衝撃を受け、大論争を巻き起こした米国民が
もはやその考えに大した抵抗を感じない。
大きな衝撃を受け、大論争を巻き起こした米国民が
もはやその考えに大した抵抗を感じない。
「重症障害者への栄養と水分は無益な治療」という慣行が
Schiavo事件後の、たったの5年間で
いかに米国の医療に浸透したことか──。
Schiavo事件後の、たったの5年間で
いかに米国の医療に浸透したことか──。
“Ashley療法”が論争になってからだって、まだ3年と経っていないのに
重症児の身体に医療上の必要以外の理由で手を加えることに対して
3年前には、あれほどの衝撃を受けた英語圏の人たちが
成長抑制の一般化の議論には、もはや興味すら持たない。
重症児の身体に医療上の必要以外の理由で手を加えることに対して
3年前には、あれほどの衝撃を受けた英語圏の人たちが
成長抑制の一般化の議論には、もはや興味すら持たない。
たったの5年や3年やそこらで──。