トランスヒューマニストの「永遠に生きる確率を劇的に向上させる8つのヒント」

前のエントリーのBBC記事
英国人は科学者から出てくる癌予防アドバイスにいい加減ウンザリ」を読んで思い出したので、

先週、Ashley事件がらみの調べ物で見つけて
(英語ブログでは、まだAshley事件をシコシコやっているもので)
「ぶわっ」と笑わせてもらったトランスヒューマニストGeorge Dvorskyからの
「永遠に生きる確率を劇的に向上させる8つのヒント」。

なにしろ、トランスヒューマニストというのは今の調子で科学が進んでいけば、
Kurtzweilの言う特異点がやってきて
人類はほぼ永遠の健康と生命を手にすると信じているので。

ただ、さしものカナダ・トランスヒューマニスト協会会長Dvorskyも
今ここに生きている我々が“その時”に間に合うかどうかは心もとないらしくて、
それぞれが最大の努力をして自己責任でそれまで生き延びよ、と説く。

じっと我慢して生き延びつつ、
科学が大いなるブレークスルーを重ねる、その驚異の時代まで生きることさえできれば、

腎臓病? だいじょうぶ。あなたのES細胞で再生腎臓を作りましょう。
癌? 安心なさい。ちょっと細胞の遺伝子をいじれば治ります。
アルツハイマーですか? 人工神経でいきましょう……てなもんよ。

で、それまで個々に生き延びるために
「これをやりなさい、これはやってはいけません」という8項目とは、

1. 正しいものを食べなさい。

食は医であるからして、“正しい”ものとは、まずワイン。
抗酸化作用があって老化の元となるフリーラディカルをやっつける。

ワインがダメな人は、

くるみ
ざくろ
ひまわりの種
ブラックベリー
クラムベリー
ブルーベリー
ドライ・アプリコット
生姜
ラズベリー
プルーン

あ、植物繊維もたっぷりね。
あと、魚を中心にオメガ3、6、9あたりの脂肪酸も大切よ。
体内の解毒には水分をたっぷり取るのも忘れずに。

2. 悪い食べ物は避けること

「体にいいとされるものを、ぜ~んぶ食べるだけじゃダメ。
体を害して老化を促進する食べ物も避けないと」

キーワードは「ほどほどに」。

脂肪、塩分、糖分の、いわゆる余分3兄弟の取りすぎは避けましょう。
残留農薬が多いリンゴ、ピーマン、桃、ほうれん草、イチゴは、
どうしても食べたかったら、よ~く洗ってから。

3. 低カロリーの食事を。

目先が苦しいことは、ずっと先に実るのだからね。

4. サプリもしっかり。

「サプリはアグレッシブに摂ること」と
毎日何百錠ものサプリを飲んでいるKurzweilが言っているんだから間違いない。

飲むのは、ビタミン13種類はゼッタイ。
ミネラル17種も必須。
あと、オメガ3と6の脂肪酸

5. 運動してアクティブな毎日を

6. 危険な活動を避けること。

いくら健康に気をつけても、毎日の生活に危険は潜んでいるからね。

避けたいのは、死ぬ確率が高い順に、

バイクの事故
転落事故
食中毒
溺死
火事
病気の合併症
陸上交通
花火
その他の交通手段。

7. 不老不死の推進運動に参加・協力し、地元で活動を起こすこと。

 (これは、まぁ、THニスト協会へのオルグですね。要は)

8. 死体の冷凍カプセルを、AlcorまたはCryonicsと契約しておくこと

万が一、“その時”まで生き延びられない時を想定して、ね。
未来の文明は、必ずや、あなたを無事に生き返らせてくれるからね。



な~んか……ね。

トランスヒューマニストってのは
基本的にやっぱり、ものすご~くハッピーな人たちなんだろう、ね。


「お父さん、ボクは何のために生きているんだろう」
「おまえ、それは、もっと健康になるためだよ」

「いったい何のために生まれてきたんだろう」
「そんなの長生きするために決まっているじゃないか」