環境ホルモンが女性の不妊にも影響?

UCLAの科学者らが1240人の女性を調べたところ、
食品のパッケージや殺虫剤、家の中にある物品に含まれる化学物質によって
妊娠しにくい身体になっている可能性がある、と。

もっとも予備的な調査であって、両者の相関関係が決定付けられたわけではないとのこと。



香川の受精卵取り違え事件のテレビニュースで
体外受精で生まれる子どもが年間2万人もいると聞いたのには仰天した。

そこまで不妊の人が増えているとは……。

もちろん要因は1つや2つではなく
いくつもの要因が複雑に絡み合っているのだろうとは思うけれども、

不妊の問題に限らず、
このブログで科学とテクノロジーの周辺で起こっている諸々を追いかけていると
なんとなく考えてしまうのは、

科学とテクノロジーで何でも簡単解決しようとする文化は
一見、様々な問題を簡単に解決していくように見えて、
実はその問題を引き起こす原因を作ってきた犯人だったりもするのだけれど、
もはや因果関係を調べられないほど我々の日常生活が影響されているし、
みんなが科学とテクノロジーはひたすら前進のツールだと信じて疑わないために
駆使すればするだけ、また将来の新たな問題の種を蒔いているのだとしても、
誰も気付かないし、気付きたくもないし、気付かれたくもない……。

そういう循環がぐるぐる回っている……なんてことは?