Bad Crippleさんが戻ってきた(成長抑制批判)

2007年初頭の“Ashley療法”ニュースブレイクと同時に
説得力のある批判の記事を書いた中途障害者の文化人類学者 Bad Cripple こと William Peaceさんが
小山さんのWhat Sorts of People のシンポ報告を読んで、
さっそくブログに記事を書いている。

Ashley Treatment Symposium
Bad Cripple, January 30, 2009

行動力のある人で
シンポで最初にWGの検討の概要説明をした子ども病院のWilfond医師にコンタクトを取って
当日のWebcastが来週には準備できるという情報をゲットしている。

(でも、このWebcastのボタンは実はシンポの数日後にはいったん出現していました。
私は何度も見ようとしたのですがエラーが出て見ることができませんでした。
こちらのテクニカルな問題なのか、向こうが準備できていなかったのか分からないのですが、
画面右側にWebcastの大きなボタン、文章最後のあたりのWebcastという単語に
2箇所のリンクが張られていたのは確かです。
それが消失したのは小山さんのレポートが出てからのような気がするのですが
いつの時点で消えたのかははっきり分かりません。でも、いったん出ていたのは確かです)

Bad Crippleさんは、
ワーキング・グループに入っているAdrienne Aschのような著名な障害学の学者が
こんなアプローチに同意してしまうなんて信じがたいと衝撃を受けている。

私はそういう知識すらなかったのだけど、
調査を行って病院に子宮摘出の違法性を認めさせたWPASの弁護士が
ワーキング・グループに入っているのにヘンだな、ということを考えた。

同時に、それだけ政治的な圧力が強いということか……とも改めて思った。

WA州の保健局が調査すると言っていたのに
いつの間にか沙汰やみになったくらいだから……とはいうものの……)

【追記】
William Peace氏は
英国のNHSが Katie Thorpe の子宮摘出を却下した際に起こった
障害者たたきに際しても記事を書いています。

それに関するエントリーはこちら