Cameron党首「障害児は中絶させてあげて」

先ごろ英国上院を通過したヒト受精・胚法改正案が秋に下院に降りてくるとあって
プロライフの議員からは妊娠後期の障害児の中絶を禁じる法案を
提出する動きがでているとのこと。

そんな折、
重症の脳性まひの息子(6)がある野党保守党党首のDavid Cameron氏が
概ね以下のように発言、物議を醸しています。

息子はかわいいが障害児の子育ては負担が大きい。
その大変さを考えると、
おなかの子どもに障害があると分かった母親に
中絶を禁じることは間違っていると思う。


現在の英国の法律では
胎児に「重大な障害」があった場合にはいつの段階でも中絶が認められており、
しかも「重大な障害」に医学的な定義が欠けている為に、
手指の欠損や口蓋裂のような軽微な障害でも中絶される例も。

Cameron氏の発言にプロライフの議員からは
「これは平等の問題。
 障害を理由にどの段階でも中絶を支持するなんて、
 世の障害者にとっては恐ろしいメッセージが送られたものだ。
 要するに、障害者には健常者ほどの人権はないよと言うようなものではないか」