Norman Fostという人物

いわゆる“Ashley療法”を強く擁護した
Wisconsin大学のNorman Fost医師について、

当初は彼がAshley論文の著者であるDiekema医師の恩師であることから、
「助っ人を頼まれたか、または自ら助っ人を買って出たのだろう」と簡単に考えていたのですが、

その後、様々なところでFost医師の発言を読み聞きするにつけ、
コトはそれほど単純ではないかもしれない
と考えるに至りました。

私には、
Fost医師はAshley事件でキーパーソンの1人だったのではないか
という感触が強まりつつあります。

そこで、つい、
このブログの記事で「あのFost」と書いてしまうことが多くなってきたので、

彼がどのような人物であるか、
これまで当ブログで取り上げたエントリーを以下にまとめてみました。

これらFost医師の言動からは、
最も急進的な生命倫理感覚を持った研究者ら(例えばワトソンのような)のホンネが
透けて見えるような気がします。


“アシュリー療法”論争でのFost発言


その他の問題でのFost発言



シアトル子ども病院生命倫理カンファレンスでのFost発言

(Fostはプレゼン冒頭でAshley事件に触れ、
プレゼンでは主に「無益な治療」について語っています。)


(今のところカンファ第1日目しか聞いていませんが、
1月のDiekema講演までには2日目のプログラムも聞きたいと考えています。)


【追記】
で、こういう人物がFDAの小児科研究の倫理問題を検討する委員会の委員長を務めている。
これ、相当コワイことなのでは?

この回、できれば「生命倫理学者とは」のエントリーと一緒に読んでいただければ。