カンファレンス 顔ぶれの不思議

シアトル子ども病院トルーマン・カッツ小児科生命倫理センターは
2005年から毎年夏に小児科生命倫理カンファレンスを開催しています。

そして過去3回のカンファレンスのプログラムを眺めてみると、
以下のように、このカンファレンスには
“アシュリー療法”論争に「客観的・専門的な立場で登場して擁護の発言」をしていた顔ぶれが
頻繁に登場しているのです。
(センター職員のDeikema、Wilfondは当然のことながら省きます。)


2005年(第1回)  Norman Fostが両日とも講演。パネルに参加。
             Lainie Rossが講演。

2006年(第2回)  Lainie Ross が両日とも講演。
             Joel Fraderが講演。

2007年(第3回)  Norman Fostが両日とも講演。パネルにも両日参加。
             Lainie Rossが両日とも講演。パネルに参加。


先月7月13日のカンファレンス初日冒頭では、
まずセンターのディレクターであるWilfond医師が開会挨拶をしています。

その中でWilfondは、
2年前の第1回からこのカンファレンスを中心になって担当してきたのはDiekema
と語りました。

これはやはり、
「“アシュリー療法”論争で擁護に出てきたドクターたちが、子ども病院のカンファレンスにも出ていた」
というのではなくて、

子ども病院主催のカンファレンスにたびたび出るような関係にあったドクターたちが、
”アシュリー療法“論争に出て擁護していた

というのが正しい理解なのではないでしょうか。