親と医師の関係性の不思議

親と医師らの対比の構図

資料を読み込みながら医師らと両親の発言をつぶさに追ってみると、そこから浮かび上がってくるのは以下のような対比の構図です。 妙に堂々と自信に満ちた親 vs 妙にこそこそと姑息な医師ら 最も端的に両親の自信を象徴している言葉は、ブログの中で医師らに…

医師の言うことを否定してみせる親

「親と医師の言うことは違う ③論文の挙げる“なぜ”」で、「アシュリーにこのような処置が行われたのは何故か」について論文に書かれた一節を、両親がブログで否定していることを指摘しました。その箇所によると、このまま成長したら他人に託す以外になくなる…

親と医師は言うことが違う ②3つの処置の関係

前回のエントリーでアシュリーに対して具体的には何が行われたのかを確認しましたが、行われたことの内容に関する両親と医師らの発言や表現の違いについて、眺めてみたいと思います。 既に指摘したように、医師らの論文は成長抑制のみをタイトルに謳い、アブ…

親と医師の発言、実は食い違っている

この論争で多くの人が疑いもなく議論の前提にしているように見える思い込みの1つに「医師らと両親が言っていることは同じ」というものがあります。 特に批判的な立場をとる人にとっては、「こんなことをした張本人」という捉え方にもなるため、両者はまるで…

思いついたのは医師ではなく、親では?

この事件について、「医師が何か特別な思惑を持って親を誘導し、やらせたのではないか」という疑念を持っている人は、案外に多いのではないでしょうか。私がこのニュースを初めて知った時に頭に浮かべたのも、「誰か医療職が親の頭に種を蒔いたのではないか…