事実関係の整理

Ashley事件 年表

Ashley事件 年表 2007年末に作った年表に、何度か手を加えることを繰り返してきましたが、 改めてIHME関連やKatieケースの結末、2009年の出来事を加えて、年表を新しくしました。 2004年 初頭? 両親がGunther医師の元を訪れる。 2月 シアトル子ども病院、土…

Ashley事件 年表

こちらの年表は、その後更新されました。 2009年末段階の年表はこちら ↓ http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/folder/1555237.html Ashley事件 年表 2004年 初頭? 両親がGunther医師の元を訪れる。 2月 シアトル子ども病院、土地取得に向けて資金集めの…

5.8プレスリリースのウソ

2004年5月5日の倫理委を巡る不思議について検証を続けているところですが、資料を読み返していると現在の病院サイドのウソが非常に気になるので、ここでちょっと閑話休題。 5月8日の記者会見のプレスリリースで、病院サイドはまたも大きなごまかしを…

乳房芽切除の理由とメリット

続いて、「初期の乳房芽の切除による乳房の生育の防止」。(3つの項目の堂々たる厳密さにも注目してください。) ここでも冒頭、両親は明快に書きます。 授乳するということがないので、アシュリーには発達した乳房は必要ありませんし、そういう乳房の存在…

子宮摘出の理由とメリット

次に「子宮摘出術による生理の不快回避」の理由とメリット。 両親は非常に明快です。短いので直接引用します。 子どもを生むことはないのでアシュリーには子宮は必要ありません。この処置によって、生理と生理に通常伴う出血/不快/苦痛/生理痛がすべて取り除…

身長抑制の理由とメリット

両親のブログでは、医療処置ごとに項目を立てて、それを望んだ理由とその処置がいかにアシュリーのQOLの維持向上に貢献するかが詳細に説明されています。これから3回に分けてそれぞれの説明を眺めていきますが、個々の点について医師らが論文で書いていたこ…

親と医師は言うことが違う ③論文の挙げる”なぜ”

これまで、あちこち横道に逸れながらでしたが、「アシュリーはどのような子どもなのか」という点と、「アシュリーに対して何が行われたのか」という点について事実関係を確認してきました。そして、その中から、両親と医師らの言っていることが食い違ってい…

何が行われたのか

さて、このような障害像をもつアシュリーに対して、具体的には何が行われたのかを確認してみましょう。 一番単純明快に分かりやすいのは、両親のブログに箇条書きにされた部分でしょう。「以下の3つのゴールを達成することにより、大人になったアシュリーの…

アシュリーはどのような子なのか : 「重症障害児」を巡る思い込み

私が事実関係を確認する作業を行った1点目は、 アシュリーがどのような子どもであるかを正確に把握することでした。 まず最初に、論文の症例報告でアシュリーの障害について書かれた部分を確認してみます。 小児内分泌科に紹介されてきた時点で、アシュリー…

WPASの調査報告書に関する疑問

前回、WPASの調査報告書の中に書かれているのは、子ども病院の恒常的倫理委のメンバーのことであって、それがそのままアシュリーのケースを検討した当該倫理委のメンバーとは言えないということを、要注意点として注記しました。 この調査報告書を読むと、そ…