2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

WHOと世銀から障害者に関するグローバル報告書

9日、WHOと世界銀行が 障害児・者に関するグローバルな報告書the World Report on Disabilityをまとめた。 1970年代には世界の人口の約10%だと試算されていた障害者は 高齢化と慢性病の増加によって増え、今では10億人。総人口の15%に。 障害者の権利運動…

2011年6月10日の補遺

友人から「えっ? 足りてたの?」脱原発Tシャツをもらった。「一枚は私が、もう一枚はあの人に」の2枚セット。誰かの「あの人」にしてもらえるって、とても嬉しいことなんだと知った。けっこうオシャレです。「町へ増殖していけ、私たちの意思表明」と、デザ…

タスキギだけじゃなかった米の非人道的人体実験、グァテマラでも

米国保健省がタスキギ大学と共同で 死後の遺体からのデータ採取を目的に 黒人の梅毒患者を治療しているように見せかけて、 40年間も治療せずに病状の進行状態を経過観察していたタスキギ実験については ナチスに次いで悪名高い人体実験となっています。 タス…

2011年6月7日の補遺

ついこの前、英国で潜入ルポ番組が知的障害者施設の施設ぐるみの虐待を暴いて首相官邸が介入するほどの騒ぎになったと思ったら、米国でも自閉症の13歳の少年の死をきっかけにNYTが調査を行い、NYの9つの障害児・者施設の、こちらも施設ぐるみというか「まる…

2011年6月6日の補遺

5月16日の被災地の様子を撮った写真を、知人の写真家の方が「みんなで創る復興データベース」に提供されたとのお知らせをいただいた。2カ月経って、まだこんな状態……。 https://picasaweb.google.com/115172867290423218749/201151417?authkey=Gv1sRgCOGb6pf…

ゲイツ財団、ゴージャスな新本部をオープン

6月2日、シアトルのど真ん中に ど~だぁ~ぁ! とばかりにゴージャスなゲイツ財団新本部のオープニングが行われ、 約1000人がお祝いに駆け付けた。 Melinda Gates氏は 「このようなプロジェクトを仕事にするには、まずはゴールを決めることから。 それはす…

Kevorkian医師の“患者”の6割はターミナルではなかった?

Kevorkian医師の死去を受けて、 ターミナルな患者の痛苦を放っておけなくて自殺幇助合法化の議論に先鞭をつけた 心優しい不遇で孤独な戦士としてK医師を描く記事が、予想通りに多発している。 たとえば、以下のWP記事。こういうものは他にも多数。 ‘Dr. Deat…

「ハリケーン・カトリーナ『安楽死』事件」を書きました

「介護保険情報」2011年5月号に 連載「世界の介護と医療の情報を読む」の第60回として 以下の文章を書きました。 ハリケーン・カトリーナ「安楽死」事件 東日本大震災では、多くの施設入所の高齢者や病院の入院患者が逃げ遅れ、津波にさらわれた。過酷な避難…

Kevorkian医師、デトロイトの病院で死去

米国で独自に自殺装置を開発し、 130人の自殺を幇助したと言われる米国のDr. Death こと Jack Kevorkian 医師が6月3日、死去。 ミシガン州デトロイトの病院で。凶年83歳。 5月20日の補遺で当時のニュースを拾っていますが、 5月19日に腎臓病が悪化して救急車…

2011年6月3日の補遺

原発関連の映画「100,000年後の安全」。2009年の作品。日本語情報です。 http://www.uplink.co.jp/100000/introduction.php 俳優のヒュー・グラントが自殺幇助合法化支持で発言。もともと彼は先日すい臓がんで亡くなった合法化ロビーの活動家McPherson…

注目集めるインド発・男性向け避妊法、「女性にも」とゲイツ財団

男性の避妊と言えば、 これまでコンドームと精管切除しかなかったのだけれど、 インドの一匹狼科学者が発明した新たな避妊術 RISUG が注目を集めているらしい。 精管に一種のポリマーを注入することによって 精液はこれまで通りに生成・射精されるが、 精子…

2011年6月2日の補遺

米国のカトリックの聖職者が6月15-17日にシアトルで開催される集会で、医師による自殺幇助に批判的な声明案を巡って投票を行う。文案は、PASが許容される文化が法整備を加速させることを懸念し、真の共感(compassion)とは苦しみを取り除くことであり患者…

ナイジェリアの“赤ちゃん工場”摘発

今朝のガウタマ・シンラン・ソリドゥスさんの以下のブログ・エントリーに衝撃を受けたので、 ナイジェリア「出産工場」 【学院倶楽部】科学と宗教ならびに教養と民族の【協同と連帯】(2011/6/2) 私も検索して、以下のBBCの記事を読んでみました。 ----…

2011年6月1日の補遺

英国の社会保障費カットで、精神障害者が自殺に追いやられる可能性が精神科医療の専門家から指摘されている。 http://well.blogs.nytimes.com/2011/05/31/cellphone-radiation-may-cause-cancer-advisory-panel-says/?nl=todaysheadlines&emc=tha23 英国でも…

「社会経済的理由でアクセス拒まれることはない」米NIHの臨床人体実験

米国国立衛生研究所NIHのクリニカル・センターで行われている臨床実験について Washington Postが記事を書いている。 1953年に米国政府が創設したNIHのクリニカル・センターは 人を対象とする治験を目的とする世界最大の研究機関で、ヒトを対象とした治験は…