誤診から余命宣告されたけど「死ななかった男」(MT)
そこでTemplinさんは仕事を辞めて身辺を整理。
家の玄関には「蘇生不要」と大きな張り紙を出した。
家の玄関には「蘇生不要」と大きな張り紙を出した。
途中、拳銃自殺することも考えたという。
誤診で余命宣告をされた精神的苦痛に対して
裁判所は病院に59000ドルの支払いを命じた。
裁判所は病院に59000ドルの支払いを命じた。
それから「最後の誕生会」の費用と、
予約していた葬式代の賠償も。
予約していた葬式代の賠償も。
もしTemplinさんがOR, WA, VT州に住んでいて、
この診断書を根拠に、医師による自殺幇助を申請していたら、認められていたわけだから。
この診断書を根拠に、医師による自殺幇助を申請していたら、認められていたわけだから。
実際、WA州、シアトルのがんセンターSCCAの「尊厳死プログラム」で
余命6カ月とされて医師が致死薬を処方した患者24人のうち、
11人が6カ月を超えて生きた、というデータが出ている。
9人は半年を平均7.4週超えたところで致死薬を飲んで死んでおり、
飲まなかったら、どれだけ生きたかは不明。
最長は半年を18.9週(つまり4カ月)超えてから飲んでいる ↓
余命6カ月とされて医師が致死薬を処方した患者24人のうち、
11人が6カ月を超えて生きた、というデータが出ている。
9人は半年を平均7.4週超えたところで致死薬を飲んで死んでおり、
飲まなかったら、どれだけ生きたかは不明。
最長は半年を18.9週(つまり4カ月)超えてから飲んでいる ↓
シアトルがんセンターの「自殺幇助プログラム」論文を読んでみた(2013/4/15)
改めて医師が「余命」を宣告することの難しさ、
その「余命宣告」がPASの根拠とされることの危うさを考えさせられる事件。
その「余命宣告」がPASの根拠とされることの危うさを考えさせられる事件。
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