Mencap「知的障害者への医療差別をなくす憲章」

なるべく前のエントリーとセットで読んでいただければ。

以下の憲章は
Mencapが医療専門職や各種学会と協力して作ったものです。


医療差別をなくす憲章

障害ではなく、その人を見てください。

・知的障害のある人はみんな、医療を受ける平等な権利があります。
・すべての医療専門職は知的障害のある人々に提供する医療に
合理的な配慮(? Reasonable adjustment)をする義務があります。
・すべての医療専門職は知的障害のある人々に高い水準のケアと治療を提供し、
その命の価値を重んじなければなりません。

この憲章に署名することによって、私たちは以下を実行することを誓います。

○病院案内(? hospital passport)を用意し、実際に使ってもらっていることを確認します。

○私たちの病院の全スタッフが知的障害関連の法律の原則理念を理解し、実際に応用できるようにします。

○私たちの病院に知的障害のある人のためのリエゾン・ナースを置きます。

○知的障害のあるすべての人が、対象となる健康チェックを毎年受けられるようにします。

○すべてのスタッフに知的障害の啓発研修を継続して提供します。

○家族と介護者の言うことに耳を傾け、敬意を払い、一緒に考えます。

○家族と介護者に実際的な支援と情報を提供します。

○知的障害のある人々に分かる情報を提供します。

○Getting it rightの原理理念を誰もが見れる場所に掲示します。

(○のところにチェックを入れる形式になっています)


翻訳はとりあえずざっとやってみた仮訳です。
ご了解ください。



Mencapでは
憲章に書かれた内容を実施するための医療職向けの具体的なアドバイスについても
HPやリーフレットやブックレットなど様々な形で提供しています。詳細は以下から ↓
http://www.mencap.org.uk/campaigns/take-action/getting-it-right/resources-professionals

関連サイトには、
医療専門職にも、知的障害者への配慮についての支援と情報提供が必要であること、
また一般社会の人々からも医療職に対して平等な医療を求める声が上がる必要があること、が
Mencapの信じるところとして明記されています。