「気が変わったから提供精子返して」に購入者激怒、訴訟に(米)

米国フロリダ州在住のシングル・マザーGalitさん(仮名 39歳)は
イスラエル人のドナー精子で娘を産んだ。

その時に、5回分の精子サンプルを購入し、
精子バンクに保管してもらった。

この度、次の子どもを産もうと考えたところ、

ドナーの男性が「改宗してから、知りもしない女性に自分の精子を使われて
自分が愛情を感じることのない子どもを産まれたことを後悔するようになった」として
提供への同意を撤回。

Galitさんは怒り心頭で、裁判に訴えた。

「娘にはちゃんと自分と全く同じ血のつながった兄弟を持たせてやりたい、
精子ドナーが心変わりするなんて論外。

私は家族を持とうと計画したのよ。それなのに、
精子を提供しておいて、もう何人の子どもが生まれたかわかったもんじゃないのに、
今になって、ある日突然に気が変わったなんて。
自分が生き方を変えるのは勝手だけど、
私の生き方はどうなるのよ?」

高等裁判所は同情しつつも
ドナーの自律の権利、自己決定権を尊重。

提供した時には考えなかったとしても、
自分が選んだわけでもない女性に繋がりもなければ育てるわけでもない子どもを
産まれたくないという気になるのは理解できる、と。

Galitさんは、
「ドナー男性の気持ちばっかり。
私の気持ちについては誰も何も言っていない。
私は一人で娘を育てている母親なのよ」

上訴する予定だとか。