2013年1月21日の補遺

先月、CA州で妻の自殺をほう助したとして逮捕起訴されていた元消防士Geroge Taylor(86)に禁固2日+3年間の保護観察
http://www.sfgate.com/news/article/Retired-firefighter-sentenced-in-assisted-suicide-4199860.php

11年に86歳の退役軍人の男性Jack Koencyにヨーグルトに致死量の麻薬Oxycontinを混ぜて手渡したとして、自殺ほう助の罪に問われていたソーシャル・ワーカーElizabeth Barrettに、有罪を認めるのと引き換えに3年間の保護観察
http://lagunaniguel-danapoint.patch.com/articles/woman-gets-probation-in-assisted-suicide-case
http://www.reuters.com/article/2013/01/19/us-usa-assisted-suicide-idUSBRE90I01A20130119
http://lagunabeach.patch.com/articles/laguna-woods-woman-gets-probation-in-assisted-suicide-of-wwii-veteran

LATimesに「自殺幇助事件では検察が温情判断している」との記事。これは今夜これから読む。たぶん。同様の疑惑について書いたエントリーは以下に【関連】として。
http://www.latimes.com/news/local/la-me-suicide-assist-20130120,0,588699.story



オレゴン州でロングフル・デス(過失致死?)の事件を扱う弁護士が、尊厳死法を利用して死んだ人については、司法の人間であっても情報公開がされないことを指摘し、モンタナ州の州民に対して「合法化は危険だ」と呼びかける内容の手紙。ざっと読んだけど、改めてもう一度読んでみて、なるべくエントリーに。
http://mtstandard.com/news/opinion/mailbag/oregon-assisted-suicide-law-is-not-safe-according-to-lawyer/article_329524a6-629a-11e2-bea8-0019bb2963f4.html

日本。延命治療「死にません、なかなか」=麻生副総理が発言、すぐに撤回「チューブの人間だって、私は遺書を書いて『そういう必要はない。さっさと死ぬから』と手渡しているが、そういうことができないと死にませんもんね、なかなか」「いいかげん死にたいと思っても『生きられますから』なんて生かされたんじゃかなわない。しかも政府の金で(高額医療を)やってもらっていると思うと寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらわないと」社会保障制度改革国民会議での副総理の発言が「個人の人生観を述べたということ」で済むのか?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130121-00000064-jij-pol
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013012101001752.html

カナダ政府はPAS合法化に反対のスタンスである中、ケベック州がPASを治療の一環と位置付けることで合法化しようとしている、とWesley Smithの批判。:これについてはOR州で配給医療制度とPASが併存すると、PASは緩和ケアの一環としてオファーされるに等しい、という面は既にあると思う。
http://www.nationalreview.com/human-exceptionalism/337800/quebec-redefine-suicide-medical-treatment


以下の2つの補遺で拾った訴訟の続報で、ES細胞を使用した研究に連邦政府の助成可能に。
http://www.nytimes.com/2013/01/21/opinion/embryonic-stem-cell-research-gets-a-reprieve.html

10年10月6日の補遺
ES細胞研究への公的助成が裁判沙汰になって、自分の職は一体どうなるんだと不安を感じている科学者が沢山。
http://www.nytimes.com/2010/10/06/science/06stem.html?th&emc=th

11年5月3日の補遺
米国のES細胞研究への公的助成を巡る裁判の続報。上訴裁判所が、下級裁判所の判決までは現在の研究続行を認めたのだけれど、その下級裁判所はヒト胚を破 壊する研究の違法性を問うて訴訟を起こした原告寄りらしく、NYTの論説が「世論は脊損やパーキンソンや糖尿病の治療に結び付く有望な研究を進めろと言っ ているのだから、考え直せ」と。http://www.nytimes.com/2011/05/03/opinion/03tue2.html?nl=todaysheadlines&emc=tha211
 

ランス・アームストロングのドーピング事件を受けて、でも21世紀のドーピングはこんなものには留まらず、遺伝子ドーピングや幹細胞での組織再生と新たな領域に突入する、と予測するNYT記事。薬物のドーピングも、より検出不可能なものとなっていくだろう、と。
http://www.nytimes.com/2013/01/20/sunday-review/so-long-lance-here-comes-21st-century-doping.html

インド Ahmedabadでの代理母スキャンダル。緩やかな規制と官憲の腐敗で、代理母が実際は赤ちゃん売買に
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/10359#comments

そこでインドも重い腰を上げて、ようやく代理母の規制強化へ?
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/10358#comments

英国政府の福祉カットで新たに20万人の子どもが貧困状態に突入。野党が示したデータを政府、事実と認める。
http://www.guardian.co.uk/society/2013/jan/17/benefits-squeeze-200000-children-poverty

日本語。シルク・ドゥ・ソレイユが社員400人解雇、コスト増などで:グローバル強欲ひとでなしネオリベ金融資本主義の世界で、いったい誰が生き残っていけるというのだろう。「そして誰もいなくなった」に向かって、ひたすら人と命の切り捨て合戦が続く。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130117-00000087-reut-ent

「間違いなら選挙で落とせ」橋下市長、予算を人質に圧力 桜宮高2自殺:結果的に教育委員会が独立性を自ら明け渡してしまったみたいだけど、この人がやっていることはパワハラであり、それこそが「体罰」の本質という皮肉。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/623059/