2012年10月31日の補遺

過去20年間の米国での合法的自殺幇助に関する文献を調査した結果、自殺幇助が合法化されると、その他の自殺も増えていることが明らかに。著者は「自殺は感染する」。
http://www.onenewsnow.com/pro-life/2012/10/31/research-assisted-suicide-increases-other-suicides

米MA州の自殺幇助合法化の住民投票が近づくにつれて、メディアでの論争も激化しているけれど、1か月前には合法化賛成が64%だったのに、現在は47%という世論調査の結果が報告されている。ついでに最近目につくのは、反対ロビーの方がカトリック教会を中心に莫大な資金を集めている、という情報。そうかなぁ。WA州の合法化の際など、どう見たって合法化ロビーの方がカネ持ってるという印象だったけど。
http://www.metrowestdailynews.com/news/x1757123000/Support-plunges-for-assisted-suicide-question






ジョージ・ルーカスが自社をディズニーに売却。:巷の関心はスター・ウォーズ・シリーズの行方のようなのだけれど、私が目を引かれるのは、ルーカス監督の「その後はビル・ゲイツのような慈善家になって、教育と医療の問題に取り組みたい」発言。金持ちだということがどうして教育にせよ医療にせよの専門家ということになるのか、前からずっと理解できない。
http://www.guardian.co.uk/film/2012/oct/30/disney-lucasfilm-star-wars-deal
http://www.hollywoodreporter.com/news/george-lucas-next-act-bill-384572

米のTV番組で美しい子どもコンテストが人気だとか。親のエゴで出場させているが、子どもの自尊感情や健康に害がある、という指摘
http://www.medicalnewstoday.com/releases/252104.php

ロンドンで、母親が産後ウツと思われる精神障害から1歳2カ月と生後10週間の子どもを殺した事件。:妙なのは記事に事件の事実関係がほとんど出てこないまま、「この事件では罰するのは公益にならない」との判断だけが報じられていること。その「妙な」感じが、証拠が明らかな自殺幇助事件での「起訴は公益に当たらない」判断の釈然としない座りの悪さに近い感じ。
http://www.guardian.co.uk/uk/2012/oct/30/woman-admits-killing-two-babies

バリアトリック手術後に肥満の母親から生まれた乳児は、手術前に生まれた子どもよりも心臓が健康。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/252193.php

貧困問題で英国社会の平等の岐路。生活水準コミッションからの報告書で、低賃金と子育てコスト問題に対処するか、さもなくば何百万人もが何世代にもわたって苦境に。
http://www.guardian.co.uk/business/2012/oct/30/economic-growth-commission-on-living-standards

監視カメラ社会として有名な英国。でも監視カメラは人々の不安をあおるだけで、必要なのは治安の悪い地域での安全強化のための人員の増員。
http://www.guardian.co.uk/society/2012/oct/30/cctv-increases-peoples-sense-anxiety


創造性と精神障害の密接な関連。特に物書きと統合失調症
http://www.medicalnewstoday.com/articles/251568.php

乳がん検診は、誤診と無用な治療に結びついて、利益よりも害の方が大きい。
http://www.guardian.co.uk/society/2012/oct/30/breast-cancer-screenings-damaging-women