「病院職員に脳死判定への圧力がかかっている」と元移植コーディネーターが提訴(米)
ドナー登録しない患者の家族を説得するための
マーケッティングとセールスの専門家が「コーチ」として雇われている、
人数「割り当て」制まである、などと提訴。
マーケッティングとセールスの専門家が「コーチ」として雇われている、
人数「割り当て」制まである、などと提訴。
訴状には4つの事例が告発されているという。
電話会議(?)ではUNOSのディレクターが
「この人は死んでいるんだ。分かったか?」と発言した、とも。
「この人は死んでいるんだ。分かったか?」と発言した、とも。
家族が臓器提供に同意。
まだ生きている様子が見られたが、
女性がかつて腎臓移植を受けていた事実をUNOSの職員は
女性の娘に臓器提供への同意に向けて圧力をかける材料に使った。
女性がかつて腎臓移植を受けていた事実をUNOSの職員は
女性の娘に臓器提供への同意に向けて圧力をかける材料に使った。
③ 2011年10月。
ブルックリンのKings County 病院に入院した男性。
脳の活動の様子は見られたという。
ブルックリンのKings County 病院に入院した男性。
脳の活動の様子は見られたという。
McMahonさんが抗議すると、他のUNOS職員から病院職員に
「ささいなことを問題視して大騒ぎをする未熟なトラブル・メーカー」だと言われた、とのこと。
もともと異議申し立てをする職員として目立ってはいた。
「ささいなことを問題視して大騒ぎをする未熟なトラブル・メーカー」だと言われた、とのこと。
もともと異議申し立てをする職員として目立ってはいた。
さらに、去年11月4日にMcMahonさんはUNOSのCEOに
「脳死を宣告される患者の5人に1人は脳死宣告書が発行された時点で
脳活動の徴が見られる」と告げたところ、
「世の中そういうものだよ」との答えだったとのこと。
「脳死を宣告される患者の5人に1人は脳死宣告書が発行された時点で
脳活動の徴が見られる」と告げたところ、
「世の中そういうものだよ」との答えだったとのこと。
McMahonさんは抗議した4カ月後にクビになったという。
Organ taken from patients that doctors were pressured to declare brain dead: suit
The New York Post, September 26, 2012
The New York Post, September 26, 2012
【2011年の関連エントリー】
「“生きるに値する命”でも“与えるに値する命”なら死なせてもOK」と、Savulescuの相方が(2011/3/2)
WHOが「人為的DCDによる臓器提供を検討しよう」と(2011/7/19)
UNOSが「心臓は動いていても“循環死後提供”で」「脊損やALSの人は特定ドナー候補に」(2011/9/26)
「DCDで生命維持停止直後に脳波が変動」するから「丁寧なドナー・ケアのために麻酔を」という米国医療の“倫理”(2011/11/24)
「丁寧なドナー・ケア」は医療職の抵抗感をなくしてDCDをさらに推進するため?(2011/11/24)
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これまでの臓器移植関連エントリーのまとめ(2011/11/1)
【2012年の関連エントリー】
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