2012年9月3日の補遺

補遺で追いかけてきた(なぜか見つけられないんだけど)、事故で重症の脳損傷を負ったオランダの王子(まだ英国の病院に入院中。なにせ自国には25歳以上の重症脳損傷患者の治療機関が存在しないため)に尊厳死議論。:これ、明日できたらエントリーにしたいですが。
http://www.theaustralian.com.au/news/world/debate-leaves-prince-in-limbo/story-fnb64oi6-1226462703107
http://medicalfutility.blogspot.jp/2012/08/prince-friso-dutch-royal-family-been-in.html
http://www.standard.co.uk/news/london/dutch-coma-prince-should-leave-uk-so-he-can-die-in-netherlands-8099209.html
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/10213

11月に自殺幇助合法化の住民投票が予定されているMA州で、障害者団体が再考を呼び掛けている。:日本の尊厳死法案に対して障害者が言っていることと非常に似ている。というか、同じ。
http://www.thebostonpilot.com/article.asp?ID=15055

当然ながら議論が激化しているMA州で、「モンタナでも合法化されている」との発言をめぐり、モンタナ州上院議員が「合法化はされていない、最高裁のBaxter判決の判例があるだけ」と訂正。
http://www.massagainstassistedsuicide.org/2012/08/assisted-suicide-is-not-legal-in-montana.html

父と母の介護をする6歳のヤング・ケアラー。こういう子どもたちをテーマ・パークに招待して息抜きを、という支援。
http://www.chad.co.uk/news/local/helping-hand-for-six-year-old-carer-ruby-who-looks-after-mum-and-sister-1-4877185

6月27日の日本ケアラー連盟フォーラム2012 「ケアラーの暮らしを地域で支える」の概要、HPにアップされました。spitzibaraも最後に5分ほどしゃべっています。よかったら、覗いてみてくださいね。
http://carersjapan.com/forum2012report.html

米国小児科学会が包皮切除に対するスタンスを変更したことについて。へースティング・センターのフォーラムで、変節の過程がたどられているらしい。1971年に「医学的には無用」、89年に「利益があるかも」、99年に「たぶん利益なかったみたい」。で、今回「やっぱ利益の方が害より大きい」。
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/10212#comments

NYTのOp-Edで、このまま生殖技術が発達すれば、健康度が低くて犯罪率が高い男は不要の世の中が来る、と生命倫理学者/犯罪学者。:私はどこかのエントリーで書いたと思うけど、逆に女が生殖に不要となって、男の世界で男のニーズに奉仕する役割に必要な女だけが存在することを許される世界を思い描いていたし、今もそう考えている。だって世の中の定義権を握っているのは男だからね。
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/10216

健常者がスポーツでドーピングをやるように、障害者のスポーツでは自分の体を傷つけて感覚刺激としてエンハンスすることが行われているらしい。パラリンピックでピトリウスが負けて、勝った人のブレードが長すぎるとかイチャモンつけているらしいけど、科学とテクノで障害者スポーツの精神が損なわれているみたいな気がしないでもない。
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/10220


日本。芸人の母の生活保護受給報道、BPOに審議要請へ:注目したい。
http://www.asahi.com/national/update/0831/TKY201208300744.html

日本。新しい出生前診断をめぐる議論について( ブログ「関わり合いの場から」)
http://blog.zaq.ne.jp/yshibata1958/article/461/