2012年5月22日の補遺

南アフリカで自殺幇助合法化に向けて活動家が運動を始める。:誰かと思ったら、Sean Davisonと言えば、06年にNZ在住の母親の自殺を幇助したとして、NZで有罪判決を受け(といっても自宅謹慎程度だった)、この前、自宅謹慎がとけたばかりの科学者さん。帰国するなり、合法化ロビーとして活動を始めた、ということですね。組織としては、Ethics South Africa と Dignity South Africa.
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/10071#comments

介護者アセスメントが法制化されている英国で、でも自閉症児・者のケアラーのニーズには自治体がきちんとアセスメント対応していない、と抗議。
http://www.guardian.co.uk/society/2012/may/21/councils-failing-carers-autism-survey?newsfeed=true

アイルランドのヤング・ケアラー、28000人。女児だけでなく、6歳からMSの母親のケアをしている10歳男児も。
http://www.independent.ie/lifestyle/young-carers-the-stats-3113163.html


カナダで、世界初の幹細胞薬を認可。Osiris Therapeutics Inc. から。骨髄移植後に起こるGvHDという症状の治療薬として。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/245618.php

NYTのエディトリアルも、アルツハイマー病のリスクが高い人が飲むと、症状が出る前に予防になる薬の治験を取り上げている。
A New Attack on Alzheimer’s:A bold research program will test whether a drug can prevent the onset of Alzheimer’s disease well before any symptoms appear.

女性の更年期障害の治療法として大人気だったホルモン補充療法に発がん性が指摘されたのが2002年。その後、療法を受ける女性が激減し、乳がんの件数も減ったが、10年の節目に改めて同療法の効果とリスクが検証され、比較的若い層では利益がリスクを上回る、との結論。
http://www.washingtonpost.com/blogs/the-checkup/post/hormone-replacement-therapy-10-years-after-claims-of-a-cancer-link/2012/05/21/gIQAx8RMgU_blog.html?wpisrc=nl_cuzheads



生殖ツーリズムのメッカ、インドで、2人の我が子を養うために米国人女性の代理母となったPremila Vaghelaさん(30)が定期健診に訪れた際にけいれんを起こして倒れ、緊急帝王切開が行われるも、死亡
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/10062#comments

女性が襲われる事件が増えているインドで、富裕層の女性が銃を携帯し始めている。
http://www.guardian.co.uk/world/2012/may/21/indian-women-take-up-firearms?CMP=EMCNEWEML1355