2012年4月4日の補遺

日本。「終末期の医療における患者の意思の尊重に対する法律案(仮称)」に対する日本弁護士連合会会長の声明
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2012/120404_3.html

米国最大のPAS合法化ロビーC&C、6月28日に全国カンファ。セッションの一つにGrowing Local Support: Learning How to Coordinate Campaigns in Your State―A Case Study というのがある。うまく行った事例から学んで、それぞれ自分の州でキャンペーン成功させましょうぜい。もう1つ目についたセッションは、How a Bill Becomes a Law and Other Ways We Achieve Victory。法案を法にしてきた我々の勝利の方程式。我々の――。
http://community.compassionandchoices.org/page.aspx?pid=1037

NHI資金による鶏インフル研究に関するNature とScienceに掲載予定の論文に、人体にリスクのあるミュータント・ウイルスが作成されており、米国政府からバイオ・テロリズムに悪用される恐れがあるとして昨年末、一部の内容にストップがかかり物議を醸していたのだけれど、全文が掲載されることに。
http://www.npr.org/blogs/health/2012/03/30/149716286/scientific-journals-plan-to-publish-contentious-bird-flu-research?ft=1&f=1007

上記論争を受け、今後の公的資金による研究リスクに新たなガイドライン。鶏インフルのウイルス、炭素菌、エボラ菌など、特に危険度の高い15の毒物等を扱う研究には特別の検討を必要とするもの。
http://www.npr.org/2012/03/30/149664035/policy-on-high-risk-biological-research-tightened?ft=1&f=1128

環境ホルモンBPAの食品に触れる場所での使用を禁じるよう求めたthe National Resource Defense Councilの要請を、米国FDAが却下。
http://www.npr.org/blogs/thesalt/2012/03/30/149683556/feds-to-decide-on-banning-bpa-from-food-and-other-products?ft=1&f=1128



米国で加齢による男性ホルモンの現象を検査するよう薦めるテレビ・コマーシャルがあるらしい。:これには加齢男性性腺機能低下症(LOH症候群)という「病名」がすでにあります。 ⇒「老い」は自己責任で予防すべき「病気」であり「異常」であるらしい(2009/9/21)
http://www.slate.com/articles/health_and_science/medical_examiner/2012/04/lowt_ads_is_testosterone_testing_important_.single.html#comments

遺伝子診断で自分が将来かかる可能性のある病気が分かっても、マイナーな病気で研究があまり行われていない場合に、カネとリソースさえあれば、do-it-yourself 臨床実験をコーディネイトすることは可能。:これ読んで、Ashleyの父親がやっているのも、国先的な規模でのdo-it-yourself “アシュリー療法”臨床実験と言えるかもしれない、と。
http://blogs.wsj.com/health/2012/03/30/when-medicine-really-gets-personal-the-diy-clinical-trial/?mod=WSJBlog&utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed:+wsj/health/feed+%28WSJ.com:+Health+Blog%29&utm_content=Google+Reader

ProPublicaが死後の検死の実態の調査報道で、また何かの賞をとっている。
http://www.propublica.org/atpropublica/item/propublica-investigation-wins-ire-award

たぶん、去年12月22日の補遺で拾った、この記事 ↓

PruPublica。ナーシング・ホームを中心に、高齢者が死亡した際に医師が遺体を見ることすらなしに自然死として死亡診断書を書き、虐待や劣悪な介護によるネグレクト、時には殺人までが闇に葬られている米国の実態。 調査によると死亡診断書の半数で死因が間違っていたり、アーカンソー州で自然死とされた6遺体を掘り起こしてみたら、4人が窒息死、2人は医療過誤だっ た、ということも。葬儀屋が痣だらけで肋骨が何本も折れた遺体に気づいて通報したケースでは死因が「アルツハイマー病で衰弱」となっていたり(このケース では施設職員に足蹴にされて折れた肋骨が肺に刺さって死亡していた)。:診断書を書く医師にも「まぁ、どうせ施設入所の高齢者」意識があり、検死官側にも 「ただでさえ忙しいのに、これ以上高齢者の解剖を持って来られたくない」意識があり、総じて社会全体に高齢者差別が。私たちが向かっていこうとしていの も、こういう空気の中で「それはそれ」「これはこれ」で「死の自己決定権」が喧伝される社会。そのうち「施設に入ったら職員に殴り殺されて、闇に葬られる から、それよりも自殺幇助を」という理屈になっていくのかしら。Ashley療法の子宮摘出の正当化の1つは「施設入所することになったらレイプされるか ら、その時に妊娠しないように」だった。
http://www.propublica.org/article/gone-without-a-case-suspicious-elder-deaths-rarely-investigated

ProPublicaには18日にも、この先触れみたいな記事があった ↓
米国で解剖件数が減って、それが医療過誤の隠ぺいに。ProPublica.
http://www.propublica.org/article/without-autopsies-hospitals-bury-their-mistakes

英国では、こういう調査報告が出ている ↓
検死官が近親者による自殺幇助は見て見ぬフリ(英)(2011/8/25)


海兵隊第1陣 豪に駐留開始。:中国にらみ……。インドもにらみ……。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120404/t10014212271000.html