2012年4月3日の補遺

HPVワクチン導入後の評価(語る時の注意)。感染症の専門家、青木眞さんの「感染症診療の原則」ブログの4月1日の記事。深刻な副作用被害は余り報告されていない、効果は10年以上経たないと分からないけど、欧米からはいくつか効果があったとの調査報告が出始めている。しかし「このような発表は今後たくさんでてくるとおもいますが、研究者らと製薬会社のファイナンシャルな関係があるかどうかは解釈する際の注意事項のひとつです」男児に、という声が出ていることについて「先進国ではもともと子宮頸がんの数自体が少なく、健診だけでかなりの数を減らしているので、高額なワクチンを全員に提供すべきかについては医療者からも疑問の声がたくさん出ています。(他にお金を必要としている事は山のようにあるからです)」:日本の「ワクチン産業ビジョンの要点」の怪(2011/3/8)で引用させていただいた方。その時は、日本には接種者の登録制度がないので、効果の検証ができないと指摘されていました。
http://blog.goo.ne.jp/idconsult/e/f80f8a786c633ccd349991edfb6e1031

ゲイツ財団がナイジェリアとガーナでヤム芋の農業支援に1200万ドルのグラント。:コメントはみんなで大絶賛なんだけど、これもまたGM農業改革の一環だとしたら、歓迎すべきことかどうか。というか、ゲイツ財団の慈善はそんなに単純な善意じゃない。
http://www.vanguardngr.com/2012/04/gates-gives-12m-grant-to-boost-yam-production/ 

日本。新生児マス・スクリーニングが各地で拡大されています 「ムコネットTwinkle Days いのち輝ける毎日」ブログの4月3日の記事。「4月から、新生児マススクリーニングを従来の6疾患から19疾患へと拡大したことを発表した自治体が多くあります」
http://muconet-t.jugem.jp/?eid=948118


BMI(脳とコンピューターをつなぐ技術)でALSの患者さんのコミュニケーションを可能とするNeuroVigilという会社のiBrainという装置がNYTの記事に。タイトルは A Little Device That’s Trying to Read Your Thoughts.



介護現場で民族学研究 準教授辞め特養職員の沼津・女性が本出版:これ、面白い。民俗学に関心を持つ人が介護の現場に入ることを期待している。ただ最後の「民俗学に関心を持つ人が介護の現場に入ることを期待」というのには、ちょっと戸惑う。
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20120403/CK2012040302000204.h