2011年10月28日の補遺

USA Todayへの読者の手紙で、「メディケア・メディケイドといった公的保険で介護施設に入っている人がほとんど。こんなだから自分で民間の介護保険に入ろうなんてインセンティブも働かないし、身内の面倒は身内で見ようという気にならないんだよ」と。:オバマ大統領の医療制度改革から、介護保険加入助成に関する内容が削られた背景にあるのは、たぶんこういう主張? こうやって結局介護は家庭に、家庭の女性に押し戻されていく? 自腹で介護者だって看護師だって雇える富裕層以外は?
http://www.usatoday.com/news/opinion/letters/story/2011-10-27/CLASS-Act-health-care/50963024/1


「85歳で認知症でもうすぐ死ぬんだったら、糖尿があろうとレモン・パイでもチョコでも食べたければ食べさせてあげればいい」と、生活のリズムも食べたいものも本人の自由を尊重する米国のナーシング・ホーム。:共感。前に書いた米国で認知され始めた「介護の力」という「介護保険情報」の記事でも、「チョコはソラナックスよりも効きますよ」という話があった。
http://www.vcstar.com/news/2011/aug/11/let-them-eat-chocolate-says-advocate-of-change/#ixzz1W4Yo0B1M%20-%20vcstar.com

ガンの家系の人は毎日アスピリンを飲むと予防になるそうな。:アスピリンとスタチンとビタミンDの周辺には、「何が何でも予防医学で売るぞ」という気迫が漂っている。
http://www.guardian.co.uk/science/2011/oct/28/aspirin-cancer-risk-inherited-susceptibility?CMP=EMCGT_281011&


こちらは「ガン予防になるから、みんなで飲もう」論文
2010年10月27日の補遺
2010年12月7日の補遺
2011年1月1日の補遺

それでも09年当たりにはまだ
「明らかな異常もないのに予防で飲むべきではない」という声もあったのに……。
2009年5月30日の補遺
2009年11月4日の補遺




不況で米国の若者たちがワシントンD.C.に流れ込んでいる。:ネットで「日本にはもう希望がないから海外へ逃避しよう」といった論調を見かけるし、野田政権が無能だから日本は景気が悪い、という話にもなるけど、それは日本だけの問題じゃないと思う。地方では仕事がないから都会に出て、そこで奴隷労働みたいなことになる、それ以外に若者たちに生きていく道がない世界――。
http://www.washingtonpost.com/local/census-dc-area-gains-young-adults-in-recession/2011/10/26/gIQA8gijKM_story.html?wpisrc=nl_cuzheads

障害者自立支援法違憲訴訟 立ち上がった当事者たち」:読んでみたい本。
http://www.seikatsushoin.com/bk/082%20ikensosho.html

米国在住の方が出産直後に出会った米国の育児支援・虐待防止制度。
http://d.hatena.ne.jp/kiyoko26/20110531/1306893391