2011年7月19日の補遺

中国関連のちょっと息を飲む日本語ニュース。知的障害者を「購入」、炭鉱事故装い殺害、遺族装い賠償金搾取 - 四川。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0714&f=national_0714_196.shtml

そういえば、こんなニュースもあった ↓
死体の闇売買のため障害者を狙って殺害(中国)(2008/9/11)


09年2月に生命維持を停止してモルヒネを大量投与し、四肢まひの患者Ghulam Mohammedさんを殺したとして、オーストリア出身のドバイの医師、Dr. EEが逮捕、起訴された。シャリア法違反。
http://www.thenational.ae/news/uae-news/health/doctors-let-quadriplegic-patient-die-prosecutors-say

シャリア法については、カナダのRasouli裁判でも問題になっていた ↓
「“治療停止”も“治療”だから同意は必要」とOntario上位裁判所(2011/5/17)

コロラド州の殺人犯が囚人が、蘇生を望まないという事前指示書を書いていたのにもかかわらず、無呼吸症候群が悪化した際に記録をチェックすることなしに治療され命を救われたと、刑務所を訴えている。無実の罪で終身刑になっているので、死んだ方がマシだ、という望みだったのだとか。「ナーシング・ホームだったら緊急時に事前指示書を確認しないなんてあり得ないのに」と。
http://www.denverpost.com/news/ci_18497949

オバマ大統領が、ウォーレン・バフェットビル・ゲイツと会談。目的については語られていないらしいのだけど、2人が始めた「金持ちはゼニ出そうよ」キャンペーン、Giving Pledgeにオバマも資産を出すのか、という憶測が流れている一方、記事に寄せられたコメントの一つが「ゲイツ財団ではなくて米国政府にゼニを出せと2人に言えばいいのに」。また、見失ったけど、どこかの記事にはゲイツが「ゲイツ財団は米国政府よりもよほど効率的で、官僚主義的でない」と言ったとかどうとか。:「中国の官僚は役立たずだから」とエイズ検査で保健相をやっちゃった人だから、そのうち「米国政府は役立たずだから」とか言って米国政府になり変ったりして? あ、今でもすっかり教育相さんなんだった。
http://blogs.abcnews.com/politicalpunch/2011/07/obama-meets-with-buffett-gates-to-discuss-giving-pledge.html

認知症の配偶者を介護している人は、そのストレスから認知症になるリスクが大きい。
http://www.australianageingagenda.com.au/2011/07/19/article/Caring-takes-its-toll/XCLDYYDVWQ.html

ナーシング・ホームの入所者への薬の処方を変えて、もっと処方をしっかり監督すると、転倒が予防できる、との研究結果。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/231232.php


新たな“知的障害の遺伝子”。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/231222.php


12月1-2日、上海でファーマ・イノベーション・アジア2011カンファ。中国の製薬会社は昨今急速に伸びているが、まだイノベーションの点で進展の余地がある、と。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/231265.php

英国で個人的に中絶に賛成しない医師らが増えて、中絶を拒否される女性が増えている。:中絶に関してだけ、命に対するこうした原理的な保守化が進む一方で、障害のある命や高齢者の切り捨てはどんどん進んでいくことが、どのように整合するのか、よく分からない。
http://www.guardian.co.uk/world/2011/jul/18/doctors-abortion-views?CMP=EMCGT_190711&

米国の貧困層の高齢者の医療費はメディケアで余りカヴァーされていない。それでも、緊縮予算でメディケアを民間保険の助成形式に、という声も。
http://www.washingtonpost.com/national/health-science/medicare-doesnt-cover-many-health-care-expenses-for-low-income-seniors/2011/06/23/gIQAchLRMI_story.html?wpisrc=nl_cuzheads

マードック帝国の盗聴問題で、当初、メディアに盗聴を告発したNews of the Worldの記者が遺体で見つかった。:こわ~い。アル中だったとか、直前に沈み込んでいたとか、いろいろ言われているらしいけど、たぶんそんなの信じている人はいない?
http://www.canberratimes.com.au/news/world/world/general/whistleblower-dead-second-cop-resigns/2230584.aspx?src=enews