英国女性が娘に子宮提供を決断、OK出ればスウェーデンで移植手術
もっとも医師らに許可が下りるかどうかはこれから。
2009年に英国ロンドンの外科医チームが
ウサギで子宮移植を数例行ったことがあるが、
いずれも妊娠に至らなかった。
ウサギで子宮移植を数例行ったことがあるが、
いずれも妊娠に至らなかった。
ドナー、レシピエント双方に大きなリスクがあるため、
まだヒトで行える段階ではないと専門家は懸念するが
まだヒトで行える段階ではないと専門家は懸念するが
子宮移植は技術的には心臓、腎臓や肝臓などの移植よりも難易度が高く
命にかかわる出血や、子宮への血流不良などのリスクがある。
命にかかわる出血や、子宮への血流不良などのリスクがある。
英国では2009年の失敗の後、
資金不足と医学会からの懸念の声もあって研究が滞っていたが、
今年は子宮移植チャリティからの支援を受けて再開の予定とのこと。
資金不足と医学会からの懸念の声もあって研究が滞っていたが、
今年は子宮移植チャリティからの支援を受けて再開の予定とのこと。
この移植が認められなかったり、認められても失敗した時には
養子縁組を検討するとSaraさんは言っている。
養子縁組を検討するとSaraさんは言っている。
確かに、09年に英国のウサギの実験について、
当ブログでも以下のニュースを拾っていました。
当ブログでも以下のニュースを拾っていました。
2年以内に世界初の子宮移植ができる、と英国の研究者(2009/10/23)
この時のエントリーを改めて読み返してみると、
この段階では、研究者の方々は、ウサギの実験がうまくいくと考えていたのでしょう。
この段階では、研究者の方々は、ウサギの実験がうまくいくと考えていたのでしょう。
でも
仮にこの時の実験がウサギで成功していたとして、
何匹か、正常なウサギが移植された子宮から生まれた、として、、
仮にこの時の実験がウサギで成功していたとして、
何匹か、正常なウサギが移植された子宮から生まれた、として、、
でも、仮にそうだったとしても、
それだけのことが、なにゆえに「2年後にはヒトでも出来る」というところまで
いとも無責任に飛躍してしまえるんでしょうか?
それだけのことが、なにゆえに「2年後にはヒトでも出来る」というところまで
いとも無責任に飛躍してしまえるんでしょうか?
もしも許可されるとしたら、
そこではどのようなリスク・ベネフィット分析が提示されるのでしょうか。
そこではどのようなリスク・ベネフィット分析が提示されるのでしょうか。
まさか、きちんとしたリスク・ベネフィット分析の代わりに
「科学とテクノの簡単解決バンザイ文化」の常とう文句である
「親のこんなにも美しい愛」が振りかざされる……てなことはないでしょうが、
「科学とテクノの簡単解決バンザイ文化」の常とう文句である
「親のこんなにも美しい愛」が振りかざされる……てなことはないでしょうが、
Evaさん、移植医がいくら専門家だからといって、
安全性が未だ科学的に検証されていない、あまりにも実験的な技術に身を任せるのは
決して「信頼」とは言わないと思いますよ……。
安全性が未だ科学的に検証されていない、あまりにも実験的な技術に身を任せるのは
決して「信頼」とは言わないと思いますよ……。
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そういえば、2007年にカトリック教会が出した生命倫理問題に関する見解で
Ashley療法と、英国で当時論議を呼んでいたハイブリッド胚と並んで、
この年にフロリダで予定されていた「米国初の子宮移植」が取り上げられ批判されていました。
これについては「介護保険情報」07年5月号の連載で書いています。