2011年5月30日の補遺

人体の不思議展」問題で京都府警が立件を見送り。:「生命倫理」通巻20号(2009)に、福島県立医科大学の末永恵子氏が「『人体の不思議展』の倫理的問題点について」という論文を書き、種々の倫理問題があるが現在の法律では取り締まりは「不可能に近い」と指摘し、遺体の研究・教育目的での使用を包括的に規制する「人体基本法」を構想すべきであるとのヌデ島次郎氏の提言に同感だとしている。末永論文はこちらのサイトから読める。そういえば、生活保護受給者の遺体を勝手に献体していた自治体もあった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110530-00000033-mai-soci



薬害イレッサ学会声明 下書き問題:米国でGrassley上院議員やProPublicaが次々に暴いている「癒着の構造」は日本にも? 
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-05-26/2011052614_01_1.html

UNICEFが各ワクチンの購入契約価格を公表。:ずっと前から「金持ちはゼニを出せ」と掛け声が繰り返されて慈善の名のもとに世界中からカネが集められてきたというのに、これまで公表されてこなかったというのも、公表した途端に「透明性」を云々し始めるというのも、考えてみればすごい話。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/226855.php

キリスト教系の団体が神の仕事を遂行するに当たってゲイツ財団のカネに頼ることはどうなんだろう、との問題を考察している人がいる。結論は、どうやら「やめておくべき」のようなのだけど、こういう問題提起が出てきたということは、そういう状況があちこちで想定されている、ということでもあり……。
http://blogs.christianpost.com/christianlife/2011/05/biblical-principles-of-funding-gods-work-will-you-take-from-bill-gates-27/

緊縮予算で援助予算への批判が高まる中、英国のCameron首相が途上国へのワクチン支援の増額を約束。
http://www.guardian.co.uk/global-development/2011/may/29/david-cameron-makes-vaccine-pledge?CMP=EMCGT_300511&

AgeUKの調査で2014年までに65歳以上の100万人が介護サービスを失う。
http://www.guardian.co.uk/society/2011/may/30/social-car-failing-disabled-pensioners-says-report?CMP=EMCGT_300511&

先のOECDの報告書で2位だったオランダでも介護費用カットの動き。オランダもダイレクト・ペイメントみたい。
http://www.dutchnews.nl/news/archives/2011/05/ministers_may_slash_personal_c.php

泥棒で捕まった男が、裁判で5人の子どもの面倒をみる人間が他にいないので自分が収監されることは子どもたちの利益を損なうと説いて、判決を覆した。:記事に寄せられたコメントは、「では、子どもたちを保護・養護する社会保障制度は何のためにあるのか」と非難ごうごう。私は、監獄が過密状態になって始末が負えなくなっていること、児童保護施設も同様の状態になっていること、などなどの事情を考えてしまった。どちらもゼニがかかることだから。男を家に戻せば、親子6人の生活は男の個人的な責任に戻せるわけで。
http://www.thisisnottingham.co.uk/news/Burglar-sentence-overturned-look-children/article-3603808-detail/article.html

米で子宮外妊娠のケースが出産に。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/226848.php

女の子たちの初潮年齢がどんどん下がってきているらしい。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/226570.php