2011年4月28日の補遺

英国で Compassion in Dying というチャリティが「可能な限り患者の選択とコントロールを増やす」ことを目的にした無料の電話相談を計画中とのことで、ターミナルな患者や重病者を死に導くつもりか、と批判を浴びている。同チャリティは Dignity in Dying の下部組織。
http://www.dailymail.co.uk/news/article-1381321/Euthanasia-charity-launches-die-helpline.html

ビル・ゲイツがゲームタイプの学習プログラムの開発に、2000万ドルの支援を約束。
http://www.geekwire.com/2011/bill-gates-supports-gamebased-learning-20m-grants

……と同時に、ゲイツ財団は巨大教科書教材会社と提携し、オンラインで国語と数学を学べるシステムを作ると発表。ここ数カ月で相次いで40州が採用した新たな学校教育のスタンダードに沿ったもの。多彩なメデイァを使った授業を展開する。英語は幼稚園から高3まで。数学は幼稚園から高1まで。教材会社の間で新たなスタンダードに応じた改訂が急がれている中、Gates-Pearsonのパートナーが群を抜くことは間違いない、と。:なるほど~。ここしばらくゲイツ氏がしきりに米国の教育改革に口を出していたのは、こういうことだったのか……。
http://www.nytimes.com/2011/04/28/education/28gates.html?_r=1&partner=rss&emc=rss

Northwest特別教育学校で、キャンディを投げたり無断でカフェテリアを出たなどの些細な違反を理由にスタッフが生徒に抑制を行っていたとして、ライセンス停止処分を検討中とワシントンDCの当局が発表。
http://www.washingtonpost.com/local/education/district_moves_to_close_special_ed_school/2011/04/27/AFtcJ90E_story.html?wpisrc=nl_cuzheads

1月に頭を銃で撃たれて重傷を負った米国アリゾナ州のGabrielle Giffords議員が、夫のシャトル打ち上げに立ち会うためにフロリダに。全米の人が死んだと思い、生きていると分かっても助からないだろうと考えた人が、少しずつ回復していることが米国中の人を驚かせている。:それが、米国で進む「無益な治療」論や安易な「終末期医療」・尊厳死の議論を振り返るきっかけになってくれれば。
http://www.guardian.co.uk/world/2011/apr/27/gabrielle-giffords-shooting-brain-recovery?CMP=EMCGT_280411&

ヴァージニア工科大が、07年の銃乱射事件の対応がまずくて多数の死者を出したとして連邦政府から55000ドルの罰金を課せられ、頭にきて抵抗すべく声明を出した。
http://www.washingtonpost.com/local/education/va_tech_will_appeal_55000_fine_over_handling_of_2007_shooting_spree/2011/04/27/AFWyguyE_story.html?wpisrc=nl_cuzheads