2011年2月22日の補遺

毎分ごとにアップデイトされるGuardianのNZクライストチャーチ地震ニュース・サイト
http://www.guardian.co.uk/world/blog/2011/feb/22/newzealand-natural-disasters


Chicago Tribune誌に男児包皮切除論争の記事。去年の夏頃に出ていた話の繰り返しで、アフリカのサブ・サハラ地域での調査研究の結果を受けて、これまで効果が不透明としていた小児科学会とCDCがエイズと性病の感染予防効果を認める方向、と。小児科学会当該作業班のDiekemaがここでも発言。:ここでの本当の問題は、Bill Gatesが途上国でのエイズ予防策として包皮切除をやりたいと思いつくと、さっそくのように効果エビデンスが出てきて、たった2本の論文を元に小児科学会とCDCが方針転換をしてみせる、という事態の展開の方だと思う。ゲイツ財団が早産撲滅に乗り出すや、早速に「早産児が社会にもたらすコスト」を計算する研究が続々と出てきたりすることと同じ。この前どこかで誰かが「ビル・ゲイツの医学の学位は彼のゼニ」と言っていたけど、慈善資本家の保健医療に関する一家言には小児科学会やCDCを超える専門性があるらしい。去年の夏のニュースが、その後とくに変わったこともないのに、またぞろ繰り返し報道されるというのも、どこかAshley事件での怪現象やシアトルの御用新聞の報道ぶりを彷彿とさせる。
http://www.chicagotribune.com/health/sc-health-0216-circumcision-20110216,0,5982186.story



障害者総合福祉法案の議論が、とんでもないことになっている。
随時、詳細に追いかけてくださっているブログから。
http://blogs.yahoo.co.jp/e999jp/61604562.html
http://blogs.yahoo.co.jp/e999jp/61604617.html
http://blogs.yahoo.co.jp/e999jp/61605092.html



メディケア患者の5人に1人が退院後一カ月以内に病院に舞い戻っているのは、コスト高になるから、減らしましょう、と。:その方法がどっちに向かったものなのかまでは読んでいないけど、入院日数の短縮で、病状が安定していなくても患者が返されると聞くようになった日本でも、この問題が起こる可能性には要注意かも? 
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2011/02/21/AR2011022102949.html?wpisrc=nl_cuzhead

脳卒中の治療、発症から2日後まで有効な治療法があるかも?
http://www.medicalnewstoday.com/articles/216914.php

喫煙はアルツハイマー病のリスクを上げます。:昔、喫煙者はアルツハイマーになりにくい、という調査結果がスモーカーの間でもてはやされたことがあった。アルツハイマーになるほど長生きできないからだというオチがついていたけど、血行が悪くなるんだから、なんにしたって良いわけはない。……って、やめられたから言えることなんだけど。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/217075.php

1989年にDNA検査で無実が証明された人のうち4分の1は偽りの“自白”をしていたそうな。なぜ人間はウソの“自白”をしてしまうのか。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/216997.php

ゴルバチョフソ連大統領が80歳の誕生日を前に、「エセ民主主義」だとプーチン政権を痛烈批判。
http://www.guardian.co.uk/world/2011/feb/21/gorbachev-birthday-putin-democracy-russia?CMP=EMCGT_220211&


日本語。ベーシック・インカムについて、懇切丁寧な解説・講演。
http://bijp.net/transcript