2010年12月15日の補遺

California Watchというサイトが成長抑制WGの論文を取り上げているのだけど、これもまた事実誤認だらけ。:カリフォルニアといえば、目下、自殺幇助合法化で最も熱心なキャンペーンが行われている州……。一見繋がっていないように見えるけど、実は繋がっているんじゃないのかなぁ……と私はひそかに疑っていたりする。
http://californiawatch.org/dailyreport/it-ethical-stunt-growth-severely-disabled-kids-7484

フランスで、生後24時間以内の違法な新生児殺害の件数が、これまで考えられていた5倍に達していることが判明。特に精神障害とか貧困とか虐待体験といった特別な事情が母親にあるわけではないらしい。生まれた子どもをすぐに殺した女性の平均年齢は26歳。妊娠を隠していたケースが多く、また半数はウツ状態だった。共通しているのは自尊感情が低く、生活や性生活のコントロールが苦手であること。:フランスでこうした事件の件数が他の国よりも多いのかどうか。子どもを産みやすい国だと言われているだけに、ちょっと気になるところ。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/211148.php


今日のエントリーでDPPの不起訴が既に20件にも及んでいることを聞き出していた、Falconer卿率いる「自殺幇助委員会」(委員の多数は最初から合法化論者で、資金の一部が合法化論者の作家から出ている)は、同時にWiltshire在住のロックトイン症候群の男性の苦悩を看護師である妻の口から赤裸々に語らせている。
http://www.retfordtoday.co.uk/news/man_reveals_daily_agony_to_assisted_suicide_hearing_1_2856779
http://www.bbc.co.uk/news/uk-england-wiltshire-11989830

BBCの記事で写真を見て思い出した。Nicklinsonさん。この人のことは7月に以下のエントリーに書いているけど、“ロックトイン”じゃないと思う。
http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/61159960.html

同委員会は、合法化に向けてエビデンス作りにまい進しているようだ。Debby Purdyさんからも聴取。DPPのガイドラインが出たおかげで、いざとなったら夫に付き添われてスイスにいけると思うことができて、死ぬのは先に延ばそうと思えるようになった、と。
http://www.midhurstandpetworth.co.uk/news/purdy_lords_ruling_on_suicide_gave_me_new_life_1_1982320

アラバマ州で母親を抱え込んだ男Thomas Princeが母親を殺すと喚きながら、警官に弾の入っていない銃を向け、射殺された12月の事件を、「警察による自殺幇助」事件だと断定。
http://blog.al.com/breaking/2010/12/police_shooting_of_man_who_too.html

「警察による自殺幇助」については、去年8月の以下のエントリーに。
[http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/54884051.html

UKPAから「介護者の半数は介護によって健康を損ねている」と。:こうなってくると、介護者の負担も、「だから介護者支援の充実を」という方向に向かうのではなく、「だから自殺幇助合法化を」の後押し材料になるのかしら?
http://www.google.com/hostednews/ukpress/article/ALeqM5hfo87dUQEJ2qF5Q3TwqDRdV8lMjw?docId=N0140701292330468104A

米国にthe Affordable Care Actができれば、ブーマーズがどれほどの恩恵を被るかという試算。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/211334.php

現在の米国人は10年前に比べて、老後に病気をして過ごす期間が長い。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/211323.php


英NHS経費削減策で、簡単な整形手術の有料化、神経手術器具の消毒再利用など医師らから提言。
http://www.guardian.co.uk/society/2010/dec/14/doctors-ideas-save-nhs-cash?CMP=EMCGT_151210&


米国のティーンの間でマリファナとエクスタシーの使用が増加している。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/211465.php