英国DPP、家族による自殺幇助すでに20件も不起訴に

 
昨日までに英国公訴局長DPPStarmer氏が語ったところによると、
 
今年3月までの昨年度に送検された自殺幇助事件は19件。
そのうち17件が不起訴となり、1件は現在検討中。
1件は警察が取り下げた。
 
今年度これまでに送検されたのは14件で、
そのうち3件はすでに起訴が見送られ、
残り11件を現在、検討中。
 
不起訴になった20件だけについてパターンを云々できないとしながらも、
Starmer氏は、概ね「家族内または家庭内での行為で、
亡くなった人と長く一緒に暮らし、多くの場合、強い愛情関係にあった人による
思いやりの行為だった」と。
 
自殺幇助に反対するthe Care Not Killing Allianceでは
Starmer氏の情報公開を「許しがたい」とし、スポークスマンは
「あらゆる実際的な目的での自殺幇助を合法化し、法を愚弄している」と同氏を非難。
 
The Daily Mail, December 15, 2010
 
 
ちなみに、DPPは今年2月末に
自殺幇助事件での起訴判断に関するガイドラインを出しています。
 
 
そこに至るまでの09年の英国の自殺幇助合法化議論のまとめはこちら
 
ガイドラインの後に、当ブログが拾った不起訴案件のニュースは以下。