ETV特集を機に「胃ろう」について書いたエントリーをまとめてみる

昨夜、NHKのETV特集で胃ろうが取り上げられていた。

とても一面的な番組作りのような気がしたし、
言いたいことが山のように頭に群がり起こってきたのだけれど、
とりあえず言いたいことが多すぎて、まとまらないので、
これまで書いてきたことを以下に。


胃ろうには、実際には、介護の手間を省くために
まだ口から食べられる人に安易に導入されている、という問題点がある


その他、今年1月にはこの問題を英国のメディアが一斉に取り上げていました。
1月6日の補遺に。

これは日本でも、よく耳にする批判でもありますが、
昨日の番組では言及されていませんでした。


「科学とテクノで簡単解決文化」の easy fix としての胃ろう

Ashleyは、まだ口から十分に食べられるはずだったのに、
よく病気をして、そのたびに食べられなくなるから、という理由で胃ろうにされた。


 Ashley事件の舞台となったシアトルこども病院のWilfond医師は
 子どもの形成外科手術を論じる論文の中で
食事介助時間短縮策としてのみ、胃ろうを捉えている。



日本の高齢者ケアにおいて、安易な経管栄養の導入に反対し、
チューブはずしに取り組んでいる有吉病院のこと。



「老人は口から食べられなくなったら死」は、
人間らしい死に方を保障する地域ケアの実現が前提であるべきでは?