ゲイツ財団が、インドの貧しい村を「養子に」???

前のエントリーを書いた時に、たまたま見つけた仰天ニュースで、
Bihar州、Khagaria地区のGulariaという村を
Gates 財団が養子にするという話が。

タイトルを見た時には、
前のエントリーのBihar州との覚書に関連した動きを
記事が「養子にする」と表現しているだけなんだろうと思ったのだけど、
全然そうじゃなくて、本気で養子にするつもりという話みたいだから驚く。

どうやら水道も電気も学校も医療施設もない、
少数民族が住んでいる貧しい村の現状を見かねて……ということらしいのだけど

1つの民間財団が1つの村を本気で「養子にする」と言われても、
それが一体どういうことなのか、私にはさっぱり想像もできない。



仮に比喩なんだとしても、
そんな比喩を平気で使ってしまう神経も分からないし、
また堂々と使わせておく村の方も、それをそのまま伝えるメディアの神経も分からない。

でも、グローバリゼーションで、貧困が進む一方の国や地域では
この善意の夫婦の養子になれるのなら、なりたい、してください……と
上がる手も、これから増えていくのかもしれない。

この善意の夫婦もまた、こんなことを言うくらいなのだから
これからも村や町を丸ごと養子にしてやることに、やぶさかではないのだろう。

この夫婦、
いよいよ人類みんなの、文字通り、親方・親分さまになっていく……。