「男の子と話をした」と家族会議にかけられ生き埋めにされた16歳の少女(トルコ)

“名誉”殺人 honor killings……というのだそうだ。

一族の名誉を傷つけたとして誰か(多くの場合は子どもや女性でしょう)を殺す行為が
トルコで急増しており、現在、同国の死者の半数がその犠牲者だという。

去年の12月、通報を受けた警察がAdiyaman地方のKahtaで
自宅の鶏小屋の下に掘られた2メートルの深さの穴に埋められていた
16歳の少女MMの遺体を発見した。

少女は両手を縛られ、座った姿勢だった。
死後の解剖では、肺にも胃にも大量の砂があったとのこと。
生き埋めにされていたのだ。

通報者によれば、この少女は男の子たちと話をしたことを責められ、
家族会議にかけられた後、埋められたのだという。

父親と祖父が逮捕された。
父親は親族に男の友達がいるのが気に入らないと話していた、
祖父は異性と性行為を行ったことで少女を殴ったと言っていたとのこと。

母親も逮捕されたが、その後、解放された。
2人が起訴されたかどうかは不明。



自身が生きづらくなってきたストレスを
子どもへの虐待に振り向けている大人が増えているんじゃないんだろうか。

それとも経済の弱肉強食の原理が、
人間の社会そのものを弱肉強食の原理に落とし込んでいっているのか。

その2つが実は重なっているということなのか。

世界中でヘイトクライムが急増していることとも、きっと繋がっている――。





10人に1人の子どもが虐待を受けている(2008/12/5)
2009年5月12日の補遺(英国70年代の児童養護施設での児童虐待事件)
(これは続報もいろいろあったのですが、補遺が見つけられません。たしかアイルランドカトリック系の施設での性的虐待も表に出てきていたけど、教会も警察も知っていて、もみ消していた、という話も。)