2年以内に世界初の子宮移植が出来る、と英国の研究者

世界初の子宮移植というのは実は2000年に26歳のサウジアラビアの女性に行われている。
しかし、失敗し、99日後に摘出された。

だから、このニュースの見出しは「2年以内に初の子宮移植が成功する」という意味。

2000年の移植の失敗は血流が確保できなかったためで、
それがその後の研究課題となって豚やら羊やらサルで実験してきたけど、
このたびウサギの子宮移植でその課題をクリアできたし、
人体実験の許可も下りたので、2年以内には成功できる、
子宮がなかったり、関連の疾患で子どもを埋めない女性には光明となる、と。

来月、研究続行に必要な25万ポンドの資金集めのために
Uterine Transplant UK というチャリティを立ち上げる、とも。

ただし移植子宮での自然な出産は無理で、
体外受精帝王切開が必要となる。

また、拒絶反応を抑える薬を一生飲むことを避けるためには
移植した子宮を体内に残すことは無理なのだが、

研究者らは、まぁ、2,3年も残せれば、その間に生めるだろう、と。



ほんっとうに、正直に、私には分かりません。
どうして、ここまでしなければならないのか。

研究者がやってみたいだけではないのか、という気がしてならないです。

こういう研究に投入される資金のコストパフォーマンスは決してあげつらわれることがない、というのも
私には、ものすごく不思議。

コスト高で医療がもたないから高齢者や障害者への”無益な”医療はもう出来ません、と切捨てながら、
その一方で、こうした研究に莫大な資金が投入されていくことも、ぜんぜん釈然としないし。