2009年9月22日は補遺のみ

AFPの日本語ニュース。去年の暮れにこちらのエントリーで取り上げたケースで、韓国の安楽死裁判で初めて呼吸器取り外しが認められた脳死の75歳の女性今年6月に呼吸器を外された後も自発呼吸で生きている。:「不可逆的な脳死状態」との判断には誤診の可能性があるということだ。ちなみに当ブログでは植物状態の5例のうち2例に誤診の可能性というニュースを拾っている。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2644553/4640045

学会やセミナーでの情報提供の機会が医師と製薬会社の癒着の温床となっているとの批判を受け、巨大ファーマGlaxoAmithKlineが、そうした機会を制約する、と。:新薬に関する情報とか、最新の治療について勉強する場とか、医師にはそういうのは必要なんだというのは分かるのですが、そういう場が medical education と称されているというのが、なんというか、そのように言いなしてごまかすべきものの存在を物語っているのではないかと思ったりもする。だって、お医者さんたちに製薬会社が”医学教育”を行う場だというわけですよね。この情報提供のセミナーなどがマーケッティングに使われているとの批判の記事を読んだ時、medical educationというのだから最初は医学生への医学教育のことだとばかり思いこんで、どうしてこんな文脈で“医学教育”が飛び出してくるのか、わけが分からなかった。
http://www.reuters.com/article/marketsNews/idUSN2132353420090921

英国でNHS外で自費の股関節置換手術を受けた人は、後に高額なやり直し手術が必要となる確率が高く、それをNHSがかぶっている、と。
http://www.timesonline.co.uk/tol/life_and_style/health/article6843637.ece?&EMC-Bltn=WS41GB

地球上の大河のデルタはみんな温暖化で沈み、何百万人もの命が脅かされる、との予測。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/8266500.stm