自殺幇助容疑の1分とかからぬ裁判手続きに70人が傍聴席で支援をアピール(CA州)

2月のエントリー兄の自殺幇助でCA州の女性を起訴の続報。

脳卒中で車椅子生活になった兄の希望を入れて
12月にヘリウムでの自殺を手伝ったとして
妹の June Hartleyさん(42)が逮捕・起訴された事件で、

本人が裁判所に出廷したところ、
手続きそのものは、ほんの1分とかからなかったらしいのだけど、
70人もの支援者が傍聴に詰め掛けて、支持を表明したとのこと。

田舎の裁判所の法廷には珍しいことで、職員は目を見張っていた、と。

集まったのは”身なりのいい人たち”で、
電動車椅子の女性と、杖を突いた男性も。

Dozens support woman facing assisted suicide charges
The Lodi News –Sentinel, April 29, 2009


弁護士の戦術もあるだろうし、
さらに、この人の裁判そのものが
自殺幇助合法化推進活動家たちに政治利用されているということなのでしょうが、

ターミナルだったわけではないので、
オレゴンやワシントンと同じような法律ができて合法化されても、
この人のお兄さんが対象になるというわけではないのに。

しかも、電動車いすの人や杖をついた人をわざわざ動員するというのは
いったい、どういうメッセージを送るつもりなのか。

また、相手の期待通りに、それを書くメディアも、どういうつもりなのか。