認知症患者介護する家族、半数以上が「虐待ある」(英)

フォーマルな介護サービスで高齢者を虐待から守るための
セーフガードを検討中の英国で、

LondonとEssexで在宅で認知症患者を介護している家族介護者220人に
聞き取り調査を行ったところ、

52,3%が何がしかの虐待行為があると回答。
ひどい虐待があると回答したのは33,6%。。

最も多いのは言葉の上での虐待で、
時に身体的な虐待があると答えたのは1,4%のみだった。

家族介護者に虐待の実態を尋ねた調査は初めてで、
弱い立場にある成人を虐待から守るセーフガードについては
プロの介護者だけなく家族介護者への対応も考える必要があることが浮き彫りに。

また、高齢者への虐待は
「あるか、ないか」といったオール・オア・ナッシングではなく
スペクトラムとして虐待行為を捉える必要があることも。

Abuse of People With Dementia By Family Carers is Common
The Medical News Today, January 23, 2009