Palin副大統領候補の息子ダウン症のTrigくん

People誌の電子版にMcCain, Palin両夫妻へのインタビューがあり、
今年の4月に生まれた次男のTrig君のダウン症についても
Palin知事に質問されています。

Q:妊娠13週の去年12月に羊水穿刺を受け、Trig(夫妻の5人目の子ども)がダウン症だと判明しましたね。

A:あの何ヶ月か準備期間を持てたことに感謝しています。最後の最後に(子どもの障害に)びっくりするお母さんたちのことは想像もできません。私よりも、もっとずっと辛いと思います。

う~ん。このニュアンス、ちょっと微妙に受け止めが難しい……。



それからこの記事に掲載の2夫妻おそろいの写真。

イメージ 1

別にもう一枚、両家族揃った写真もあるのですが
(Palin家の長男はイラクへの派兵を前に欠席)

それだけに夫婦だけでいいはずの写真に
わざわざTrig君を抱いて写る──。

まぁ、政治家なんだから、あざといのは織り込み済みといってしまえばそうなのですが。

こういう人が副大統領になるということは、
もしかしたら案外、世論誘導がされやすいということなのかも……。

----- -----

これも、People Magazine なんだから、といってしまえばそうなのですが、

ついでに言うと、記事のタイトルは「McCainとPalinでガラスの天井を打ち破ろうと」で、

Palin氏も副大統領候補の発表の際のスピーチで
「ヒラリーはガラスの天井にヒビを入れたけど、アメリカの女性はまだ終わっていない」と
女性であることを鮮明にウリにしているわけですが、

そういうタイトルのインタビューの中に、

「5人の子どもの母親が副大統領になったら家庭がおろそかになるのでは、という声に対しては?」
「副大統領という仕事と家庭をどうやって両立されられますか」
「ご主人が無期限に仕事を休んで、Mr.Mom をやられるわけですね」

などという質問がしつこく紛れ込んでいることそのものが「ガラスの天井」なのでは――?