「テキサスの学校教育は障害児切り捨てている」とNYTimes社説

テキサス州青少年協議会(The Texas Youth Commission)のオンブズマンへの報告書によると

テキサスの学校教育は
障害のある子どもたちにIDEAで保障されているはずの特別教育を受けさせずに
問題行動があれば停学・退学処分にして切り捨て、町に捨て放っている、

州は各地方自治体に対して障害児に連邦法で保障された教育を受けさせるよう指導し、
また少年院などの教育体制と中央からの監督体制を強化すべきである、と。



公教育が連邦法を遵守し障害のある子どもたちへの特別教育を保障すれば
米国の青少年向けの監獄は空になってしまう……という記事冒頭の問題提起は
日本でも指摘されている累犯障害者の問題に通じるところがありますが、

特にテキサス州を名指しでNYTimesの社説が書かれていることは
それなりに意味があることかな、と。

病院側に治療の中止を決定する権利を認める、いわゆる「無益な治療」法があり、
去年、1歳半の重症障害児を巡って病院が治療停止を決定し母親と対立した
Emilio Gonzales 事件が起こったのもテキサス州でした。