ゲイツ財団の今度のターゲットは喫煙

小国のGDPにも匹敵する財産を持つBill Gates 氏とNY市長のMichael Bloombergの2人が手を組んで、
世界中の喫煙者対策に乗り出すのだとか。

先進国での喫煙者は減少している一方で
開発途上国ではむしろ喫煙者が増えており、
それが多くの人に健康被害をもたらして世界の医療費を押し上げているので、
アジア、アフリカ、南アメリカの各国政府に働きかけて
タバコの増税や喫煙の禁止、健康被害への啓発を行わせよう、
そのための資金として両者で5億ドル出そう、と。



いかにもIHMEの理念に沿った話です。
そのうちLancetに関連論文が掲載されるのではないでしょうか。

ゲイツ財団、ワシントン大学、IHME、Lancet誌の繋がりについては
ゲイツ財団とUW・IHME」の書庫を。)

それにしても、いくら金持ちとはいえ、
こういうのって内政干渉とは言わないのかなぁ、
だいたいゼニがあるってことが、いつから
世界を勝手に取り仕切る権利になったんだろう……?

……と思って読んでいたら、
この記事に寄せられた読者からのコメントが現時点で3つ、全部そういう趣旨のものでした。

いわく、
「喫煙が問題ならその国の政府に対応させればいい。
偽善者が余計なことをするな」

ゲイツは優生主義者で大衆を健康にするより
健康じゃない人を弾こうという人物。
喫煙問題を口実に規制を持ち込むのが狙い。
 そうじゃないなら飢餓の問題に対処すればいいのだ」

「タバコではなく他の作物を作るように
同じ金を農家の支援に回せばいいじゃないか」