今度は歯の詰め物の水銀犯人説か

なんでも先月、アメリカ政府は
歯の治療に使われる詰め物アマルガムに含まれる水銀には
妊婦や乳幼児への健康リスクの可能性ありと発表したそうで、

それを受けて火曜日に、
下院議会で治療に使われる水銀汚染について歯科医療の関係者からヒアリングが行われた。

下水への排水に流れ込まないように
歯科医院に分離装置を導入する必要があるかどうかが焦点。

ヒアリングの際2人の議員から、それぞれ、
「孫が水銀の入ったワクチンを受けた後で自閉症になった」、
「子どもの時に歯の治療に水銀の入った詰め物をされた。
アレルギー、頭痛、まだら肌、人の名前を覚えられないなどの症状が起き、
研究者から水銀中毒ではないかといわれた」
などの指摘があった、とのこと。

Congress gives dentists an earful on mercury
AP( USA Today), July 9, 2008

政治家って、もっと調査して資料に基づいてモノを言うものだと思っていた。
なんだか、そこらへんのオッサン、オバハンみたいだ。


そういえば、英国のヒト受精・胚法改正議論の際にも、
知り合いの子どもに重い障害があって、それはもう悲惨だった……という個人的な体験を語って、
ああいう子どもたちは non-person であって、
死なせてあげることが本人の最善の利益だと述べ立てた政治家もいましたっけ。