GuardianのKatie記事

Daily Mail, Tetegraphと続いた後で
Guardianのこの記事を読むと、
ちょっとほっとさせられます。


まず、このケースの位置づけ方が上記の2紙よりも本質的で、

「これまで法廷で検討されたことはないものの、
 医療と親の権利という根本的な問題を提起した

「この論争によって、
米国のケースが引き起こした強制的避妊手術への懸念が再燃した」と。

Mid-EssexのNHSトラストの決断については、
「適切な臨床上の理由なく行えない」として断ったと書き、
Telegraphと同じくスポークスマンのコメントを紹介していますが、
障害者団体のせいだとするAlisonの主観的な解釈には触れていません。

また、以下のScopeのコメントが紹介されており、
これはDaily Mailが引用したものと同一と思われるのですが、
その引用量には大きな差があります。

これはKatieにとっても両親にとっても明らかに辛い状況であり、
この展開にがっかりしておられることは分かります。

このケースが浮き彫りにしたのは
英国の悲しいほどに不適切な
障害のある子どもたちと家族への支援です。

我々は常に、
臨床上の必要のない
このような性格の不可逆的な処置は
正しい道ではないと考えてきました。
また、このような方法を考えてみる医師が英国にいるということにも
驚きを感じてきました。

記事の大半を割いてAlisonの激しい言葉を延々と並べたDaily Mailが
記事の末尾2行で引用したのは太字にした箇所のみでした。


         ―――――

ところでAlisonはGuardianの取材には応じていないのか
それともGuardianが取材していないのか、
Guardianの記事が引用しているAlisonの言葉は
彼女がDaily Mailに語ったとされる以下の言葉。
ちょっと気にかかる内容です。

Katieの生理が始まったら、
子宮摘出の臨床的な理由があるかどうか
その時に改めて検討してくれるんでしょ。
ということは、実際に始まっても
どうにかしてもらえるまでに
Katieは何ヶ月も痛みや不快を耐えなければいけないということですよね。