Dr.GのIEET接触のナゾ

Dvorskyが10月11日のブログで、1月にGunther医師がIEETと接触していたことを明らかにし、その文章の一節を引用していることは、既に紹介しました。

しかし、その後どうも不思議に思えてならないのは、

彼ら(IEETに関わっている人々、つまりトランスヒューマニズム・サークル内のお仲間たち)は、何故1月の段階でそのことを明らかにしなかったのか。なぜGunther医師が死んだ今になって明かすのか。

念のためにIEETのサイトでもう一度Guntherをキーワードに検索してみましたが、ヒットしたのはメンバーの一人が書いた関連記事のみ。

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そこで、さらにDvorskyのブログを確認してみました。

2007年1月のDvorskyのブログSentient Developmentsのエントリーでアシュリー関連記事は以下です。

4日  Ashley X story hitting prime time
    (ニュースを報告)

5日  Defending Ashley’s Parents on the BBC
    (BBCに出演したことを報告)

16日 Trying to catch my breath
    (アシュリー事件でHughesともども取材依頼が殺到し、息つく間もないと)

26日 Peter Singer on the “Ashley Treatment”
    (Singerの論評を紹介)

27日 Certain minds and certain bodies
    (知能と体の不一致に関する見解を修正)


1月5日、16日のエントリーでの彼の口調は嬉々と弾んでいます。得意になって自慢しているようなトーン。2月には特にアシュリー関連の記事はありません。その後5月18日、ブログ開設5周年に当たる日の記事でも、今年のブログ内での出来事を振り返って最初に挙げているのはAshleyのケースが論争になったこと、とりわけ、その論争において自分がいかに活躍し注目を集めたかということ。

このような多少お調子者の気味のあるDvorskyが、自分が書いた文章について当のAshleyの担当医から直々にコメントをもらったとしたら、しかもそれが感謝の言葉であったとしたら、黙っていられるものでしょうか。

それなのに、なぜ今まで黙っていたのか。

そして当人が自殺した今になって、なぜ「実は彼は1月にIEETのサイトに次のように書いてきた」などと????