Katieのケース 追加情報 3

新たにKatie関連の記事を見つけたので、

the Daily Mail のWhy I want surgeons to remove my disabled daughter’s womb(10月7日)から、これまでになかった情報についてのみ。



Katieの脳性まひの原因は出産時の低酸素脳症

メンタルな能力は1歳半で、自分に言われていることがほとんど理解できない」とありますが、これもアシュリーの「生後3ヶ月相当の知能」と同じく、根拠が示されているわけではありません。また「気持ちを表すことはできるが、どういう気持ちかをコミュニケートすることはできない」ともあります。

(悲しみを顔や目の表情で訴えることができても「悲しい」と言葉に出せなければ、コミュニケートしたことにはならないいのでしょうか。)

毎日3~4時間、介護者サービスを受けています。

生理はまだ始まっていません

母親は2年前に子宮摘出をしたいとGP(家庭医)に相談し、St. John’s病院のPhil Robarts医師に紹介されました。この時のRobarts医師はピルと注射での対応を勧めています。母親は、血栓症のリスクを理由に断ったとのこと。寝たきりで体を動かすことが少ないから、一般の人よりもさらにリスクが高くなるという母親の判断。

(これは賢明な判断だと思います。しかし、生理がまだ始まっていないのなら、実際に生理痛がどの程度のものかすら分からないはず。世の中には時々痛み止めを飲む程度という人だって多いのですから。)

その後、今年8月にもう一度相談に行った時に、Robarts医師が彼女の要望を支持することにした、といういきさつとのこと。

8月には母親はアシュリーのケースを例に引きながら力説したことでしょう。1月にメディアで頻繁に発言した際には、「(アシュリーのケースがあったのだから)今度こそ裁判に訴えてでも」とまで語っていました。

以前は侵襲度の低い方法で対処すべきだという意見だったRobarts医師がどういうリーズニングで8月には考えを変えたのか、そこを聞いてみたいところです。アシュリー事件がなかったとしても、彼はKatieの母親に同意していたのかどうか……? 

そして、第1例の担当医であったGunther医師の自殺という思いがけない事態は、Robarts医師を初めKatieのケースに関わっている人たちの考えにどのような影響をもたらすのでしょうか。

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これを書いて、ふっと頭に浮かんだ疑問なのですが、

医学はもちろん、医師の世界の慣例も私にはよく分かりませんが、Robarts医師が婦人科医で、あまり障害児医療に詳しいとは思えないことを考えると、Katieの母親から8月に相談を受けた際に、彼が、第1例であるアシュリーの手術を主導監督した内分泌医のGunther医師にコンタクトを取った……ということはありえないことでしょうか。