2013-02-12から1日間の記事一覧

長尾和宏医師「平穏死」のダブル・スタンダード 2

(前のエントリーの続きです) また長尾氏は、 「高齢で植物状態になってまで、なぜそれが必要なのか」(p. 167)とも書いているけれど、 この表現には、私は強烈な違和感がある。 ここで「高齢で植物状態になってまで」と表現されているのは 「高齢になってか…

長尾和宏医師「平穏死」のダブル・スタンダード 1

『「平穏死」10の条件 胃ろう、抗がん剤、延命治療いつやめますか?』から。 「平穏死」という言葉を使う時、私は老衰や認知症の終末期、あるいは末期がんや臓器不全症による旅立ちをイメージします。「自然死」は文字通り、自然な経過の先にある死でしょう…