2011-11-03から1日間の記事一覧

臓器移植を受けた人では発がんリスクが2倍(JAMA)

米国のThe National Cancer Instituteから 固形臓器の移植を受けた人の発がんリスクについて 標題のような衝撃的な調査結果がJAMAの11月号で報告されている。 その論文によると、 肝臓、心臓、肺、腎臓などの固形臓器の移植を受けた人は ガン全般にかかるリ…

「脳死・臓器移植Q&A50 ドナーの立場で“いのち”を考える」メモ 2

(前のエントリーからの続きです) ② 一般の脳死判定は家族に知らせずに行われることもあり、 家族に内緒で臓器をとって移植に使った事例が実際にある、こと。 日本移植学会元理事長が自ら 30年代に家族に無断で眼球をとっていたことを認めている。 この「移…

「脳死・臓器移植Q&A50 ドナーの立場で“いのち”を考える」メモ 1

山口研一郎監修、臓器移植法を問い直す市民ネットワーク編著の 「脳死・臓器移植Q&A50 ドナーの立場で“いのち”を考える」を読みました。 Ashley事件の周辺の「科学とテクノで簡単解決文化」の情報を読みかじる中で、 臓器移植についても拾い読みしてきたエン…

脳画像が「責任」判断の証拠として採用される米国の法廷……「そんなの無理、無理」とガザニガ

1日の補遺で拾ったNYTの マイケル・ガザニガのインタビュー記事を読んでみた。 Decoding the Brain’s Cacophony The NYT, October 31, 2011 なんだぁ、要はGazzaniga先生(71)の新刊本 “Who’s in Charge? Free Will and the Science of the Brain” (Harper…