2013年6月20日の補遺 (前)

祝! 障害者差別解消法が成立:ご尽力下さった方々、ありがとうございました。それにしてもテレビのニュース、この話題を報じなかった(怒) 私がたまたま見なかっただけ?
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201306190147.html
http://mainichi.jp/select/news/20130619k0000e010183000c.html

日本ケアラー連盟が16日、東京でフォーラムを開きました。私は今年は行けなかったばかりか、手元がバタバタしていて告知の協力すらサボってしまいました。ごめんなさい。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130617/k10015346361000.html

「国連人権理事会は日本政府に何を求めたのか」日本弁護士連合会。:まだちゃんと目を通せていないのですが、とても分かりやすい資料が2008年に作られていました。
http://www.moj.go.jp/content/000055358.pdf

ケベック州のmedical aid in dying (MADというそうな)のマヤカシについて、14日のエントリーで私が指摘したのと同じ批判を展開しているGlobe and Mail の記事。法案の詳細も紹介されているので、できたら明日エントリーに。
http://www.theglobeandmail.com/commentary/quebec-is-trying-to-legalize-euthanasia-by-calling-it-something-else-its-still-wrong/article12664211/

MN州のFEN事件の上訴審。7月10日に審問。:FEN事件は本当に複雑。限りなく暗い色の灰色だと私には思えるんだけれど。FEN事件については2008年当時から多数のエントリーがあるのですが、それらへのリンクを含め、こちらのTVドキュメンタリーの映像が生々しいです。 ⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/65805049.html
http://medicalfutility.blogspot.jp/2013/06/minnesota-appeals-court-to-hear.html

26歳の息子がインターネットの自殺サイトで購入した自殺キットで死んだとして、英国政府に向けて自殺サイトを禁じるよう要望。この記事の中で気になることとして、この女性は息子の死後、いくつかの自殺サイトを覗いてみたというのだけれど、表向きは『サポート・グループ』を謳いながら、そのサイトのフォーラムでは公然と自殺がそそのかされている、と。
http://www.yourlocalguardian.co.uk/news/local/topstories/10494050.Ban_assisted_suicide_websites__urges_mum_of_Purley_chef_Kevin_Boyle/

私もFEN事件が最初に報じられた時に、FENのサイトに行ってみて、自殺を勧めているようなその内容に目を剥いたことがある。その直後に閉鎖されたけど、こんなことが書かれていた。
http://www.arsvi.com/2000/0904km.htm

上の関連エントリーとして拾ってきたのだけれど、さっき読み返してみたら、最後のところで以下のように書いていて、「頭でしか受け止めなくなって、心を痛めなくなると、人が人として腐っていく」ということって、どこか昨日読んだ高山医師の「倫理の腐敗」に繋がるような気がした。

本当は、一番おそろしい「すべり坂」は
人の心が、いのちや、人の生死に対する畏怖や、身体に対しての敬意の感覚を鈍らせて、
人としての心の感度を失っていくことにこそ、あるのでは――?

そして、人間の社会全体が、
人の遺骨を無造作に湖に投げ捨てるような行為に対して、
「その、どこに問題があるのか」と頭で受け止めるようになり、
心を痛める、ということをしなくなっていくこと、

そんなふうに人が人として腐っていくことに――?
統合失調症のスペイン人男性にDIY自殺キットを渡したとして、Dignitasに捜査(2010/6/1)

Medical Futility BlogのThaddeus Popeがあらたに「医療パターナリズム」という名前のブログを立ち上げている。
http://healthpaternalism.com/