2013年5月6日の補遺

日本。「胃ろう=悪」というイメージの果てに起きていること
http://apital.asahi.com/article/kasama/2013042600011.html

日本。地域包括ケアのコスト 猪飼周平の細々と間違いを直すブログ
http://ikai-hosoboso.blogspot.jp/

自殺幇助合法化を訴えて最高裁で敗訴したアイルランドのMarie Flemingさんが、「政府は私に死ぬなと言う一方で、社会福祉の予算をカットしては、そのたびに私のQOLを奪って行くではないか」と。:だから「自殺させろ」という理屈はどうかとは思うけど、この発言は、ある意味、コトの本質を見事に突いている一面がある、という気もする。だから、本当は「生きさせろ」と言いたい人達が、生きられない、生きづらい世の中に絶望して、「死なせろ」と言っているんじゃないか、という気が私はしている。
http://insideireland.ie/2013/05/05/terminally-ill-woman-says-while-government-does-not-want-her-to-die-its-cuts-chips-away-at-her-quality-of-life-98805/

一方で、Marieさんは「自分はどっちにしたって絶対に自殺するんだ」と宣言。
http://www.independent.ie/irish-news/terminallyill-marie-has-already-decided-on-way-to-end-her-life-29241457.html

英国でまた著名人が「80歳になった時にアルツハイマーの兆候があったら、自殺する」と公言して、メディアが次々に取り上げる騒ぎに。73歳の元テレビキャスター? Melvyn Bragg氏。母親がアルツハイマーで亡くなったのを見て、そう決めたんだとか。
http://www.express.co.uk/news/showbiz/397365/Melvyn-Bragg-vows-to-commit-suicide-rather-than-be-destroyed-by-dementia

米国で過去10年間に中年層の自殺者が急増。ブーマー世代の自殺増が危ぶまれている。:こういう記事が自殺増を憂う一方で、上記のように「自殺する」と公言する人の発言が美化され、支持されてメディアによって広められていくことの不思議。
http://www.nytimes.com/2013/05/03/health/suicide-rate-rises-sharply-in-us.html?_r=0

英国の障害者運動の活動家 Nikki Kenwardさんが、Dignity in Dyingの会長、Sarah Woottonさんに向けて、公開書簡を送り、正面から論争を挑んでいる。トーンがbitterながら、この一節、特に「未知なものへの恐れ」は突いている、と思う。You’re hooking in to people’s worst fears and using them for a campaign that will generate only more hatred and visceral fear of the unknown.
http://www.indcatholicnews.com/news.php?viewStory=22451

日本語。オンデマンド殺人 中国の「死刑囚」臓器奪取の実態(一)~(三)
http://www.epochtimes.jp/jp/2013/03/html/d63728.html
http://www.epochtimes.jp/jp/2013/03/html/d47347.html
http://www.epochtimes.jp/jp/2013/04/html/d80930.html



コソボの大規模な組織的臓器売買で5人に有罪
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/10497#comments

ペンシルベニア大学の犯罪学の教授、Adrian Raineが、4年間の監獄での心理職としての経験をもとに、the Anatomy of Violenceという本を出版。「悪い脳が悪い行動に帰結する」として、脳科学による犯罪予防、「犯罪神経学」の必要を説く。
http://edition.cnn.com/2013/05/03/health/biology-crime-violence/index.html



インドの生殖補助センターで性別により中絶が行われていることが明らかに。
http://articles.timesofindia.indiatimes.com/2013-05-01/hyderabad/38956766_1_ivf-centre-test-tube-baby-centre-female-foetus

2011年にノバルティスの元社員Oswald Bilottaが同社を訴えた訴訟で、同社が架空のイベントを設定しては医師らに違法なキックバックを払っていた実態が明らかに。Bilotttaは“Novartis corrupted the prescription drug dispensing process with multi-million dollar ‘incentive programs’ that targeted doctors who, in exchange for illegal kickbacks, steered patients toward its drugs” ProPublicaのDollars for Docsシリーズ。
http://www.propublica.org/article/pay-to-prescribe-two-dozen-doctors-named-in-novartis-kickback-case

ノバルティスと言えば、2日の補遺でも詳細記事を拾ったけれど、日本でもドル箱降圧剤の論文撤回事件が問題となっているところ。なので、もう一度その記事を拾っておく。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35629

BBCに「ワクチン忌避は根拠のない不安によるもの」と「グローバル・ヘルスの主要な専門家」による論考が掲載されていると思ったら、なんだ、GAVIのCEO、Seth Berkleyが書いたものだった。世界中のワクチン推進の大元締めがこれを言えば、余計に信憑性がなくはないか? 逆に言えば、GAVIがこんな記事を書く必要があるほど、世界中にワクチン忌避が広がっているということでもありそう。
http://www.bbc.co.uk/news/health-22384788

日本。政府、10代から「女性手帳」導入 骨太の方針で調整 何歳で妊娠? 人生設計考えて 「子宮頸がん予防ワクチンを接種する10代前半時点や、20歳の子宮がん検診受診時点での一斉配布を想定している」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130505/plc13050511030006-n1.htm


日本。新人市職員を自衛隊体験入隊へ:自民の圧勝からこちら、この国はもう崖を転がり落ちるような勢いでおかしくなりつつあるという気がするんですけど、先の衆院選で自民に投票した人達、本当にこれでいいと思っておられるのでしょうか。
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130430/4178431.html