「3人の親を持つ子ども」IVF技術で遺伝病回避……パブコメ(英)
どこかで拾っているはずなのに、
すぐには探しだせないのだけど、
すぐには探しだせないのだけど、
英国で遺伝病を回避する手段として研究開発中の技術について、
生まれてくる子どもが遺伝的な親を3人もつことになる倫理問題が
ちょっと前から問題になっていた。
生まれてくる子どもが遺伝的な親を3人もつことになる倫理問題が
ちょっと前から問題になっていた。
それについて、
英国のヒト受精胚機構(FHEA:the Human Fertilisation and Embryology Authority)が
パブリック・オピニオンの募集を行う、というニュース。
英国のヒト受精胚機構(FHEA:the Human Fertilisation and Embryology Authority)が
パブリック・オピニオンの募集を行う、というニュース。
問題は、その変異が重大な遺伝病として
母親から次世代に伝えられてしまうこと。
母親から次世代に伝えられてしまうこと。
実際にはいまだ開発途上の技術で、
Newcastle 大学のDoug Turnbullが有名どころ。
法改正によって、この技術が利用可能となれば、
クリニックごとにHFEAなどに認可を求めることとなる。
Newcastle 大学のDoug Turnbullが有名どころ。
法改正によって、この技術が利用可能となれば、
クリニックごとにHFEAなどに認可を求めることとなる。
HFEAでは、
ネットでのアンケートによって募集した意見を春に保健大臣に答申する予定で
アンケート実施は9月17日から12月7日まで。
ネットでのアンケートによって募集した意見を春に保健大臣に答申する予定で
アンケート実施は9月17日から12月7日まで。
問いの一つは、
ドナーの匿名性の問題で、
血液提供のように匿名とするか
生殖子ドナーのように生まれた子どもから連絡を取ることを可能とするか。
ドナーの匿名性の問題で、
血液提供のように匿名とするか
生殖子ドナーのように生まれた子どもから連絡を取ることを可能とするか。
Turnbull博士の共同研究者 Mary Herbertは
「ミトコンドリア病の患者さんたちの人生を変えてあげたいのです。
こうした変異は患者さんとその家族のQOLに深刻な影響を与えます。
何世代にも渡って影響することも少なくありません。
それを止めることができれば、
こうした病気に苦しむ何百人という人たちにとって
大きな救いとなるでしょう」
こうした変異は患者さんとその家族のQOLに深刻な影響を与えます。
何世代にも渡って影響することも少なくありません。
それを止めることができれば、
こうした病気に苦しむ何百人という人たちにとって
大きな救いとなるでしょう」
「現在はこうした新技術の安全性と効果を検証する実験を行っているところです。
この実験でHFEAの意思決定プロセスには十分な情報が提供されると思います。
完了には3年から5年かかるかもしれませんが」
この実験でHFEAの意思決定プロセスには十分な情報が提供されると思います。
完了には3年から5年かかるかもしれませんが」
Regulator to consult public over plans for new fertility treatments
The Guardian, September 17, 2012
The Guardian, September 17, 2012
英国では2008年にヒト受精・胚法改正を巡って
非常に大きな国民的議論が行われました。
非常に大きな国民的議論が行われました。
それについては、以下に ↓
遺伝子診断で障害も重病も弾くつもり?(英国)
「障害児はnon-person」と英国上院で
「聾の子どもを産む権利」論争
医学進歩しても24週未満未熟児は救命できない?
”救済者兄弟”
英国の”救済者兄弟”事情 追加情報
英国ヒト受精・胚法関連ニュース(2008/5/13)
英国ヒト受精・胚法関連ニュース2(2008/5/13)
英国議会ハイブリッド胚と救済者兄弟を認める(2008/5/20)
「障害児はnon-person」と英国上院で
「聾の子どもを産む権利」論争
医学進歩しても24週未満未熟児は救命できない?
”救済者兄弟”
英国の”救済者兄弟”事情 追加情報
英国ヒト受精・胚法関連ニュース(2008/5/13)
英国ヒト受精・胚法関連ニュース2(2008/5/13)
英国議会ハイブリッド胚と救済者兄弟を認める(2008/5/20)